リタイヤした~元?web消防・救急出張所

2011/12/30(金)21:36

「餅による窒息事故をなくそう!!!」 web消防・救急出張所~こんばんわ。

良き時代の?救急関係(253)

今夜も東京消防庁さんのHPより、お伝えします。 URL→http://www.tfd.metro.tokyo.jp/lfe/topics/201112/mochi.html 年末年始には、餅料理を食べる機会が増えることから、12月から1月にかけて餅など 1)による窒息事故が多くなっています。東京消防庁管内 2)では平成18年から平成22年までの5年間で、餅などに起因した窒息事故で601人が救急搬送されています。 1) 餅以外に団子・大福等を含みます。 2) 東京都のうち東久留米市、稲城市、島しょ地区を除く地域(東久留米市は平成22年4月1日より東京消防庁管内となった。) 食品による窒息事故を防ぐために 1、食品を小さく切るなど、食べやすい大きさにする。 2、急いで飲み込まず、ゆっくりとよく噛み砕いてから飲み込む。 3、食事の際は、お茶や水などを飲んで喉を湿らせる。 4、食事中は遊ばない、歩きまわらない、寝ころばない。 5、高齢者や介護を要する方は、粥などの流動食に近い食物でも窒息を起こすことがあるため食事の際は目を離さない。 乳幼児や高齢者に多い理由は? 乳幼児は、主に臼歯がなく食べ物を噛んですりつぶすことができないことや、食べながら遊んだりする傾向にあるため、窒息事故が発生しやすくなっています。 高齢者は、一般的に、噛む力や飲み込む力が弱くなり、だ液の分泌量も減少し、食物が詰まりかけた時に咳をする反応が弱いなどの理由により窒息事故が発生しやすくなっています。 ※一般的な傾向であり、食べる機能には個人差があります。 応急手当の方法 チョークサインを出しているとき、声を出せないとき、顔色が急に真っ青になったときなどは、食べ物などにより気道が塞がれていることが疑われます。そのようなときは・・・ まず咳をすることが可能であれば、できる限り咳をさせます。 咳もできずに窒息しているときは、年齢・性別に関係なく実施可能な背部叩打法(はいぶこうだほう)を行いましょう。 【背部叩打法の実施手順】 食べ物を詰まらせた人(以下「傷病者」といいます。)が立っているか座っている場合は、やや後方から片手で傷病者の胸もしくは下あごを支えて、うつむかせます。 (傷病者が倒れている場合は、傷病者を手前に引き起こして横向きにし、自分の足で傷病者の胸を支えます。片手で傷病者の顔を支えます。) もう片方の手のひらの付け根で、傷病者の肩甲骨と肩甲骨の間を強く4~5回、迅速に叩きます。 口の中を見て食べ物が出てきたら取り除きます。

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