くもり時々スモールマウス、きっと晴れるよ。

2009/09/29(火)22:43

ドゥードゥリングのススメ!!

バス釣りテクニック(10)

秋のスモールマウスを攻略する上で、重要なテクニックの一つに、本山プロが開発した ダウンショットリグの【ドゥードゥリング】というテクニックがあります。 私がこの秋からずっとスモールマウスを釣って来たテクニックですね。 スモールを狙う上で、ダウンショットリグは、とても有効なテクニックで、ダウンショット リグがあれば、春から秋まで、ほぼ1年中スモールが狙えます。 ドゥードゥリングというテクニックは、かなり昔に、アメリカのバスプロ、ドン・アイビーノ プロが日本に持ち込んでテクニックです。 当時は、テキサスリグなどで、口を使わないバスに音と光で誘って、無理やり食わすという テクニックでした。 今でもあるテキサスリグに使う、ドゥードゥリングビーズは、このテクニックに使うビーズ だったのです。 ダウンショットリグにもこのドゥードゥリングビーズを使う、菊元式ダウンショットリグと いうテクニックがありますが、このテクニックは、またの機会に紹介したいと思います。 このテキサスリグに使うテクニックを、ダウンショットリグ用に開発したのが、本山プロ でした。 秋になると、スモールの回遊するレンジが段々と深くなり、大きなスクールを作って、 回遊するようになります。 そのDEEPで回遊するスモールを魚探で探し出し、バーチカルに狙うテクニックがダウン ショットリグのドゥードゥリングです。 このテクニックを修得してから、DEEPのスモールを安定して狙えるようになりました。 まず、ドゥードゥリングに使うタックルから紹介したいと思います。 ドゥードゥリングには、タックルバランスが重要になってきます。 その中で、一番重要なタックルは、フックだと思っています。 細軸の赤マス針。 【カルティバ ダウンショットスペシャル】 このフックは、桧原湖で活躍していたバスプロの方に教えて頂いたフックで、桧原湖で ダウンショットリグ導入時からずっと使っています。 目のいいスモールマウスを相手にするには、プレッシャーの少ない細軸のマス針がとても 有効です。 他社のフックを使っていた時期もありましたが、大物を掛けてフックを折られてから 使わない様になりました。 このフックは、ひねり入っていて、フッキングが抜群にいいだけでなく、針自体に粘りが あるので、大物が掛っても折れることはありません。 【サンスン】と合わせることが多いので、一番小さい#8をメインに使っています。 この前の38cm740gを掛けた時もこのフックを使っていました。 次にライン。 【東レ スーパーハードドリフトモデル 3.5lb(フロロ)】 このラインは、千葉の友人から教えてもらったラインです。 ミドスト用のラインですが、ダウンショットリグに使ってもグッドでした。 ゴールドのラインカラーも水に溶け込み、プレッシャーも低い感じです。 去年までは、2.5lbを使っていたのですが、ラインブレイクが多発してしまい、ポンド数を 2ランク上げました。 普通は、3lbを使用するのですが、ラインブレイクを恐れてラインを4lbにすると太すぎます。 そんな時に、3.5lbという太さが丁度良く、安心感も増しますね。 秋の引きの強いスモールに対して、0.5lbのアドバンテージは大きいと思います。 プレッシャーという点でも今までと殆ど変りませんでした。 これをダブルユニノットで結べば、完璧ですね。 次にシンカー。 【ウォーターグレムリンのスプリットショット #5】 をメインに使っています。 タングステンのもう少し軽い1.8gやもう少し重い2.7gも使いましたが、一番しっくり来るのがこの#5の2.2gでした。 強風の中でも、このシンカーを使います。 ショートバイト連発で中々乗らない様な時は、タングステンの1.8gや0.9gも使います。 初めは、3gあたりから始めてみてもいいと思います。 最後にルアー。 【エコギア サンスン ウォーターメロン】 ドゥードゥリング史上最強のワームの一つと言ってもいいでしょう。 サイズが3inで、細さが3mm未満なフィネスワームですが、そのサイズから想像出来ない様な 力を持っているワームです。 昼間は、透けるウォーターメロンを主体にカラーローテーションさせて行きます。 【エコギア サンスン ホワイト】 15:00以降照度が落ちてくる時間からは、透けないシルエットがはっきりする白をメインに 使って行きます。 夕マズメは、はっきりいいますとこの白が最強なカラーですね。 ワームで大事なのは、カラーローテーションさせることです。 目のいいスモールマウスの目を慣れさせない為に、カラーチェンジしながら釣って行くと バイトが持続する感じがしております。 『ヒットカラーでも敢えてカラーチェンジをする!!』 これがドゥードゥリングのキモのひとつだと思っています。 この他にも、スワンプミニ、スワンプマイクロ、スイミーバレット、マイクロフリック等を 使っても中々いい働きをしてくれます。 そして、カットテールには、結構大物が掛りますよ~。 ロッドは、ULのロッドになりますが、やはり、 【スミス ストラテジーツアラー STS-HM63SMD】が最強のロッドになります。 今年からこのロッドを使う様になりましたが、脅威の軽さと感度の良さ、そのフッキング性能 には驚かされました。 とても入手困難なロッドなので、ソリッドロッドを使っても面白いと思います。 今までは、ソリッドロッドのEG社のソリッドエアリアルSLMXとダイコーのバロウズSTX65を 使っておりました。 グラスソリッド特有の喰い込みの良さで、ロッドティップが引き込まれるバイトを見た 瞬間にアドレナリンが上がったりしたこともありました。 カーボンには無い、喰い込みの良さで乗せていくのも醍醐味の一つだと思います。 釣り方は、 魚探でスモールの群を探し出し、自分の真下へリグを落としこんで行きます。 しっかりとボトムを取ることが大切ですね。 シンカーの着底を待ち、ロッドを水平に構えます。 そして、5cm幅の細かいシェイクでワームを震わせます。 その後、頃合いを見て、聞き合わせをする様にロッドティップを垂直にゆっくりとした スピードでリフトUPさせます。 この瞬間、クッ!とロッドティップが引き込まれバイトするケースが多いで注意して下さい。 表現的には、枯葉が僅かに乗っかったような体で感じることが出来ない物凄く小さなバイトを ものにするという感じです。 でも、体に感じないバイトもロッドティップにはしっかり出るので、シェイク中、リフトする 時にロッドティップから目を離しては行けません。 この微妙なバイトが取れるか如何かで釣果が変ってきますからね。 バイトパターンの多くは、シェイク中、リフトした瞬間、リフト中です。 この中でも、シェイク中とリフトした瞬間がやはり多い感じがしました。 そして、このドゥードゥリングの最大のキモになってくるのが、リーダーの長さです。 私は、ダウンショットリグでは、リーダーの長さが1mです。 これが標準の長さになっています。 ちょっと長いんじゃないのという方もいると思いますが、長年ダウンショットリグを扱って 来て、行き着いた長さが1mなんですね。 ドゥードゥリングでは、このリーダーの長さが有利に働きます。 イメージとしては、スモールの目線の上でシェイクさせ、上に逃げていくベイトを演出する 感じです。 スモールは、上に逃げて行くベイトにはとても弱いんですよ。 この点を突けるリーダーの長さが1mなんですよね。 簡単にダウンショットリグのドゥードゥリングを紹介させて頂きましたが、DEEPに落ちた バスを狙うテクニックとしては、最強のテクニックの一つだと思っています。 この秋、是非、トライしてみて下さい。 では。

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