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御宿 竹取物語

御宿 竹取物語

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旅館だけど、旅館じゃない。
実家みたいだけど、すこし違う。

竹林と木漏れ日に包まれた廊下。
縁側から漂う、かすかなバラの香り。
暖炉が灯る冬のバータイム。
香ばしいコーヒー。古びた本の感触。
疲れたときにふと思い浮かんだのは、あの光景だった。

ふつうの旅館じゃありません。
だから、来たら、
ちょっとびっくりするかもしれません。
ここには、オーナーもいないし、女将もいない。

お迎えするのは
せっかちでこだわり屋のかずおさんと
マイペースでお世話好きなれいこさん。
そして、おっちょこちょいだけど
明るく楽しいおばちゃんたち。

今日も、みんなで、この場所で、
お帰りをお待ちしております。


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営業再開と お一人… 週刊女将さん

2016.01.17
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カテゴリ:のんべえおやじ
おはようございます。竹取物語のかっきーです


当館のグレードアップ会席は、
主食に『手打ちそば』と『炊き込みご飯』がつくので、
かなりボリュームがあるお料理に仕上がっています。


先日、このお料理でお申し込みいただいた
70歳代と思われるご夫婦が到着したときの事です。


フロントでチェックインを終えて、お部屋に向かおうとしているお客様に
竹取物語の『社長』がかけた言葉がこちらです。


「お客様、本日お申込みいただいているお料理は
かなり量が多いので食べきれないと思います。
ですので、お料理のランクをスタンダードにした方が良いです。
もちろんその分料金は値下げしますので」


なんと、お客様にグレードダウンを提案しているのです。
しかも、すでにこのお客様用の手打ちそばを
打ち終わっているにもかかわらずです。


料金もダウンして、そばも無駄にしてなんて、
普通の会社ではありえないできごとですし、
そんな事をしたら上司から説教間違いないしですよね。


その時、私の隣にいた女将の顔はというと・・・


皆さまのご想像におまかせいたします。


まぁでも、そんな社長さんがつくるお料理だからこそ、
お客様から高評価をいただけいるのだと実感した日でもありました。


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Last updated  2016.01.17 10:31:08
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