(10/13の日記1)今は夜中の4時。2時半ぐらいから(楽天)広場の管理画面に入ることができなかった。どうしたのだろう。さきほど無事入ることができた。せっかくだから書きまくろうと思ったのに。
実は1時半に目が覚めた。というのも昨日寝なかったので8時過ぎにうとうと寝に入って、起きたらすっかり覚醒してしまった。あまりにはっきり覚醒したので、しかたがないと近所のセブンに食事を買いにでかけた。(ペットのお茶がオレンジキャップの温かいコーナーがあった。もう秋なのね~。)
家をでると満点の星。いつ以来だろうか?星を眺めるのなんて。オリオン、カシオペア、ポラリスがはっきりと見えた。オリオンが見えるということはすっかり冬なんだな~と思った。夏のさそりのアンタレスの赤いしっぽがいなくなるとオリオンの季節だ。
車に乗り込むと、(世田谷なら当然歩いてコンビニに行くところだが、徒歩5分とはいえ田舎の夜道は真っ暗で寒い)、ふとアフターダークを思い出した。
「夜明けまでには、まだずい分時間がある。」
アフターダークとは、2004/09/07講談社から出版された村上春樹の本である。
当然、春樹ストの僕は発売後すぐに読んだ。ちょうど先日新刊
東京奇譚集を読んだばかりであり、そのせいもあるかもしれない。勢いづいた僕は
アンダーグラウンドまでも読み返してしまった。地下鉄サリンの被害者のインタビュー集であるノンフィクションのこの本もまた日を改めて書きたいと思う。
とにかく今日はアフターダーク。
そのタイトルは、本文中にも登場するカーティス・フラーとベニー・ゴルソンの名曲、ファイブスポット・アフターダークに由来するのでしょう。
さて最初にアフターダークを読んだときは、「それまでの村上春樹的ではない」と思った。「むしろ村上龍的だな」と。
というのも推理小説風な展開と、主人公マリと姉を俯瞰(ふかん;鳥のように高い所から見下ろすこと)する第三者の語り手の目が
The mask clubで主人公の女たちに殺されて虫のような魂の存在になって俯瞰する男を想起させるからである。
それからラブホテル、元女子プロレスラー、中国人売春婦なども龍的要素ではある。
しかし俯瞰は
ねじまき鳥クロニクル(第2部)にも
海辺のカフカ(下巻)にも鳥になった主人公の視点がかたられていた。今回は正体不明な語り手の視点である。
眠れない日々が続きファミレスで夜を明かす主人公マリと、コンコンと何年も眠り込んでいる姉。
眠れない女は
TVピープルの「眠り」に、眠り姫は「めくらやなぎと眠る女」(『蛍・納屋を焼く・その他の短編』所集)に。後にこの短編は、「ノルウェーの森」での主人公と直子との高校時代のエピソードに。また
レキシントンの幽霊でノルウェーの森に結びつくように書きなおされている。
今ちょうど本が手元にないので、詳しいところは書けないが、いまだにその雰囲気のようなものは覚えている。ようは7時間の夜の冒険を通して、マリは姉に近づけたんじゃないかな?モデルになって自分と疎遠になった姉の子供の頃のやさしさを思い出して、姉にこっちの世界に戻ってきて欲しいと思って泣くんだよ。そして夜が明けると同時にマリはつかのまの眠りをむさぼる。ムニャムニャ。中国行きのスローボートにうまく乗れるといいですね。
「実験的だ、散文すぎる、わけがわからない」などと評判はあまりよくないようだが、初期3部作もワンダーランドもねじまき鳥もカフカもエッセーもアンダーグラウンドも、みんな村上春樹作品であり、僕は好きだな。デビューからもう25周年、ず~っと読み続けてきた。春樹さんも龍さんも社会的大人になったし、僕も大人になりつつある。
フィクションにそもそもわけのわかるものなんかない!つ~こと。
そこにはねじまき鳥もやみくろも羊男も住んでいるし、カーネルサンダーがポン引きもする。水冷式のワーゲンも走っている。
まぁ難しい理屈や文学論よりも誰かの小説を読んだらむしょうに腹がへったり、むしょうにセックスがしたくなるといったことのほうがよっぽど文学的リアリティーがあるってものである。ちなみに
少年カフカに実際に村上作品を読んでご主人をつかまえて朝までセックスをしまっくったという主婦の投稿があった。そして僕は夜中の1時半に起きてコンビニに行くときにアフターダークだと思ったのでした。
アフターダークも終わり、ちょうど僕の夜が明けた。
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