A Happy Hunter - 難病ALSなんかに負けないもん

2011/07/31(日)22:58

駄々っ子は一輪の花

日記(121)

気管切開の傷もキレイになってきて、後は在宅での介護体制が整えば退院できる。 あれ程早く家に帰りたいと思っていたのに、いざ退院すると思うとお世話になってきたスタッフの方達と離れるのはやはり寂しい。 今回の入院は大きな決断を迫られていたせいか、最初からかなり情緒不安定だった…。 病院のスタッフの皆さんに噛みついてみたり駄々をこねてみたり、まるで子供のように我儘を言ってしまったり。 術後は更に痛み止めの点滴や注射のせいで精神状態が普通ではなくなってしまったり、ようやくそれもよくなったと思ったら喋れない苛立ちと意志の疎通がうまくいかないストレスでまた駄々をこねてしまった。 「あー、もうこんなわたしなんて大嫌い」 病気になって身体が動かなくなっていく辛さとかより、自分が自分らしくいられなくなることが、わたしにとっては100倍辛いことに思えてしまう。 そんな時、作家の原田マハさんから取材先の京都から御守りと一緒にお手紙やメールが届いた。 彼女のメールには「タケコさんらしく、この花(その花は京都のお寺の桔梗)のように、強く美しく気高く生きて行って欲しい…」とあり、そんなステキな桔梗とまではいかないが、強く気高く生きていかなければと心を新たに入れ替えたくなった。 今までは皆に恥ずかしくてみせられなかった弱い部分も恰好悪い自分もさらけ出して、それでも気高く生きていけたら凄いと思う。 そんな人になれるかな…。 そんな人になれたらいいな…。

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