(覚書)3.11地震発生時
3月11日(金)14時に幼稚園から帰ってきた5才の娘に、いつも通り早目のおやつ。メロディオン(鍵盤ハーモニカ)を娘が演奏。ホットココアを入れ、娘が飲もうとしたところ、揺れ始めた。左手で生後9ヶ月の次男を抱き抱え、右手で娘と手をつなぎ、アパートの2階の部屋から飛び出す。飛び出した部屋から「ガチャンガチャン」という音が聞こえた。立っていられないので階段をお尻で降りる。娘も「ぃやーぃやー」と言いながらも、必死で降りた。階段下の駐車場の真ん中に、座り込む。ちょうど来ていた郵便配達の人が、うちの車にしがみつく。なかなか揺れは収まらない。アパートの他の住人は誰も出てこない。…長い揺れが収まり、他の住人達も出てきた。みんな無事だった。お隣のパパさんが、幸運な事に自宅にいた。男の人がいるのは、なんとなく心強い。お隣の車の中で子供達を過ごさせていただき、私は余震と余震の合間に自宅の中へ。しばらくすると、同じアパートのママ友がうちの長男を小学校から連れて帰ってきてくれた。「迎えに来いよ~」と笑顔で言った長男にほっとした。すぐに東京に単身赴任中の夫から電話がかかってきた。電気とガスが止まっていた。暗くなってきた…余震は続く…実家に避難することに。実家とは連絡が取れないが、無事と信じて向かう事にした。娘が「ちょっと見せて」と部屋に…そしてぐちゃぐちゃの部屋を見て娘は地震でも泣かなかった娘は大声で泣いた。しばらくの間…泣いた。