カテゴリ:ヘッドホン
![]() ![]() ヘッドホンのシステムに30万かける,というのは,ほとんどの人にとっては信じがたい所業だろう。しかし,スタックスの中堅システムを聴けば「この音で中堅なのか・・・」と驚いてしまう。まして私のようにヘッドホンからスピーカーにまで手を拡げ,ひょんなことから完全にドライブされたオリジナル・ノーチラスの圧倒的な音と,これまた圧倒的な値段に打ちのめされてしまうと,「30万で最高峰が手に入るヘッドホンって,いいなぁ・・・」などとつい考えてしまうのだ。 音についてだが,まず低音の量に驚く。HD25などのノリの良い低音とは明らかに異なる,響きの良いホールでのチェロのコンサートで聴ける心地よい低音と言えば良いか。真空管のドライバーということもあり弦楽器の響きはSRS-3030と比べてもさらに美しさを増している。なおリンク先はSRM-007tAだが私は旧型のSRM-007t所有。 もちろん万能というわけではない。クラブ系などは大抵HD25やDJ1 PROなどのほうが気持ちよく聴ける。(SR-007でもおもしろいけれど。)また,少し重い。私は1時間ほどで首が痛くなる。だが,音源や環境によってそれぞれに向き不向きがあるのは仕方ない。例えオリジナル・ノーチラスであっても万能ではない。(だいたいアンプが8個も必要なんて,電源入れるだけで大変だ。) それでも,このシステムにしか出せない音というものはある。是非一度その音を体験してほしい。こちらに試聴できる店一覧がある。 レビューした機器・CD一覧はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月25日 01時39分13秒
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