カテゴリ:ヘッドホン
![]() SONY インナーヘッドホンNUDE MDR-E888LP HD580やスタックスなどのオーバーヘッド型のヘッドホンは,確かに音は良いのだが,この時期はとにかく蒸れる。よってどうしてもスピーカーで聴くことが多くなる。しかし,いくらニアフィールドリスニングとはいえ,夜間などは騒音になっていないか気になり,あまり大きな音は出しづらいものだ。そんな時に便利なのがイヤホン。 ![]() ![]() ![]() ![]() 今カナル型のイヤホンが人気だ。耳に詰め込む密閉型で遮音性が高く,その分音質的に有利である。おすすめはこのあたりで,左から,独特な形で話題になったSONY MDR-EX90SL,プロミュージシャンがよく使っているというSHURE E5c,補聴器メーカーが開発し昔から大変評価の高いEtymotic Research ER-4S,STAXの出したSR-003(ドライバーが別途必要)。私はSR-003しか所持していないが,さすがにSR-007などとは比べられないものの,サイズを超えた解像度の高い音を体験できる。 安いカナル型イヤホンを探す! しかしこのカナル型は耳栓のように耳に詰め込む必要があるため,装着がどうしても煩わしくなる。一方,もっと気楽に使えるのがインナーイヤー型ヘッドホンだ。ポータブルオーディオなどを買うと大抵付属品としてついてくるタイプのヘッドホンである。音質はある程度妥協せざるを得ないが,何よりサッと使えて煩わしくないのがうれしい。 このタイプで私が長年愛用しているのが,冒頭のMDR-E888LPだ。SONYのインナーイヤー型の最上位として10年以上生産され続けているヘッドホン。しかし6000円程度で買える。振動板としてバイオセルロースというナタデココに似た植物性繊維を用いているのがユニーク。開発者は食べたらしい。そういえばこの間NHKのサラリーマンNEOには社員の耳型を取るために奔走するSONYのヘッドホン開発者が出ていたが,ヘッドホンの開発も大変なんですね(笑)。 音は最初はかなりドンシャリだが,リンク先にもあるようにエージングでかなり変化し,使い続けるとバランスの良い音になる。ポータブルオーディオにも良いが,高音質のCDプレイヤーやDACにつなぐとそのポテンシャルに驚かされる。 型番MDR-E888LPのLPとはLong Plugのことだが,これはコード長40cmでリモコン使用前提のMDR-E888SPに比べて長いというだけで,LPでもコード長は1.2mしかなく,オーバーヘッド型のコード長に慣れた私には短く感じる。 ![]() そこで,私はやむなくSONY ヘッドホン延長コード1.0m RK-G111S-Bを使っている。音質の劣化は避けられないが,もともと利便性を優先してこれを選択している以上仕方ない。 ![]() あくまでインナーイヤーでMDR-E888LPとは違った音質を楽しみたいならaudio-technica ATH-CM700TIがおすすめ。私は前のモデルのATH-CM7Tiを使っているが,MDR-E888LPとは傾向の異なる,クリアで美しい高音が聴ける。ただし装着感は,私にはMDR-E888LPのほうがしっくりくる。ハウジングにチタンを用いていることが売りだが,そのため重さや硬さが気になることがある。しかしATH-CM700TIになって軽量・スリムになり装着感が向上したということである。 ![]() 私は未聴だが,2000円以下と格安ながら音質が良いと評判のPhilips SBC-HE580。この価格帯でもいろいろと個性があり,選ぶ楽しみがある。ただインナーイヤー型は基本的に音が漏れるので,電車の中などでの使用には不向きである。 安いインナーイヤー型イヤホンを探す! レビューした機器・CD一覧はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ヘッドホン] カテゴリの最新記事
|
|