カテゴリ:テレビ番組・映画
最近,NHK総合土曜午後10時~10時30分の「解体新ショー」にはまっている。「人体」に関する科学的事実をバラエティ風に扱う番組なのだが,「なぜ欧米人は牛乳をがぶ飲みできるのか」や「なぜ人は貧乏ゆすりをするのか」など,各回のネタが意外とおもしろい。もっと正統派の科学番組として「サイエンスZERO」があるが,あれで取り上げてよいレベルのものが使われている。しかし「サイエンスZERO」はいかにも昔からあるNHKの科学番組であって(それはそれで良いのだが)ナビゲーターの安めぐみやゲストが台本どおりのやり取りで終わるのに対し,こちらは司会の国分太一とプレゼンターの劇団ひとりや麒麟らとの,民放のバラエティのようなやり取りも楽しめる。それでも民放の番組に比べるとまだタレントが自然にしゃべっている感じは何となく低いように感じるし,もちろんもっとまじめに紹介しろ,という意見もあるだろう。が,私にはこの硬軟のバランスは好きだ。
![]() DVD 爆笑問題×東大 東大の教養 同じくNHKで隔週で放送されている「爆笑問題のニッポンの教養」も同じタイプだ。写真のDVDは,爆笑問題が東大教養学部で教授らと「教養」についてトークを行った特番を収録したものだが,それが好評だったためレギュラー番組化した。爆笑問題が様々な分野の学者とトークする内容。ただこちらは爆笑問題がおもしろいものを引き出せるかどうかで出来にばらつきがある印象。解説によるフォローももちろんあるのだが。オープニングは以前触れた菊地成孔作曲。この曲は好き。ただエフェクタがかけられたあのナレーションはどうも好きになれない。 少し前にNHKの深夜番組で「ものしり一夜づけ」というのがあった。サラリーマンに役に立つ薀蓄を教える,というような趣旨のバラエティで,三宅裕司が司会を務め,相手役の南野陽子は毎回なぜかそのテーマに合ったコスプレで登場し,最後は妙なコントで終わっていた。解体やニッポンの教養はあのあたりの系譜に近いのかもしれない。 こういった知的バラエティといった趣の番組は民放にもあり,最近よく見るのが,関西ローカルだが「ビーバップ!ハイヒール」。毎回様々な分野の専門家がお笑い芸人らとトークをする内容。これも毎回テーマがおもしろく,深夜番組にしてはテーマを深く分かり易く掘り下げているところに好感が持てる。ハイヒールとチュートリアルらのやりとりも良い。もちろん深夜なのでエロにシフトしがちではあるが… 深夜番組といえば「タモリ倶楽部」。教養的な回から,オーディオ,下世話なものまで,なんでもあり。とりあえず和む。 レビューした機器・CD一覧はこちら お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月20日 18時47分13秒
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