カテゴリ:パソコン
![]() RATOC ラトックシステム SA-35TRAIDE-LGは,ラトック製リムーバブルケースのREX-SATAシリーズで使えるIDE HD対応 SATA変換トレイ。今までSATA変換トレイにはアルミ製のものがなかったが,先月末にようやく発売された。 前回のとおり,私の使っている外付けリムーバブルケースのSA-DK1EUにはプラスティック製トレイが付属するが,これはSATA HDD専用であるため,IDE HDDを使いたければ別途IDE HDD用のSATA変換トレイを購入する必要がある。私にはIDE HDDが2つ余っていた。 ![]() ![]() こういった場合,これまでは選択肢は1つだけだった。定価7,400円のプラスティック製変換トレイ2個セット,SA-35TRIDE2-LGである(黒のSA-35TRIDE2-BKもあるが)。私は実物を見たことがないのだが,SA-DK1EU付属のプラスティック製トレイはしっかりした作りをしており,またSA-DK1EUはファンを2つ搭載しているため,通常はおそらくSA-35TRIDE2-LGで何の問題もないだろう。 先月出たのはこのアルミバージョンで,1つだけで定価5,300円である。違いはその堅牢性と冷却能力だけだ。お得な2個セットで済ませるか,プラスティック製1つ(SA-35TRIDE-LG:定価4,200円)とアルミ製1つ買って比べてみるか,アルミ製2つ買ってしまうか・・・。悩んだ末,結局アルミ製2つに決めた。IDE HDDをなんとか活用しようとあれこれやってきたが,どうも不安定なので,少なくとも変換まわりの不具合の可能性はできるだけ低くしておきたかった。また,通常のSATA HDD交換用トレイはアルミ製がプラ製の2倍の値段であるのに対し,変換トレイでは両者にそれほど差がないことも大きかった。 ![]() ![]() SA-35TRAIDE-LGのパッケージ。本体は傷がつかないようフィルムで覆われている。結構ずっしりとした重さ。 ![]() ![]() 左はリムーバブルケースとの接続部分。ストッパーをネジで外すとカバーがすっとスライドする。中には乾燥剤が入っている。 ![]() 取説には「ハードディスクのIC部やモーター部など,熱が発生する箇所」に熱伝導パッドを貼るよう指示があるのだが,「IC部」や「モーター部」とはここで良かったのだろうか…。説明書の図だとこのあたりのはずだが。熱伝導パッドはけっこうな厚みがあり,こういったものは使ったことがないのでなんとなく不安。 ![]() ![]() ハードディスクとはかなりしっかりと刺さる印象。裏返してトレイに格納すると,固めのフラットケーブルがちょうどハードディスクを固定してくれて,ネジがなくても大丈夫そうなほど。 ![]() ![]() ハードディスクを側面からネジで固定する。中のハードディスクとトレイの壁面には結構余裕がある。右写真の真ん中あたりで,そのすき間から覗くネジが見える。 ![]() 全体的になかなか高級感があるしっかりとした作り。 ![]() ![]() 端子の保護キャップが付属する。使わないハードディスク入りのトレイにこれをつけて元の箱に入れると,保存にも便利。 ![]() ![]() 外付けリムーバブルケースのSA-DK1EUとはスムーズに接続され,ほとんど抵抗を感じない。 SA-DK1EUとの接続時にキーが必要だったり,今どき自動電源OFF機能がなかったりなど細かい不満点はあるが,SA-DK1EUとSA-35TRAIDEのセットは,複数のIDE HDDを安心して高速に使い分けるには最適だろう。何よりSA-35TRAIDEの質感と使い勝手が良く,かなりの満足感を与えてくれる。 レビューした機器・CD一覧はこちら パーツ市場|デスクトップPC購入ガイド|オフィスに必要なモノ全てがここにある!楽天会社生活 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月20日 18時38分33秒
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