カテゴリ:ヘッドホン
![]() ![]() ![]() ノイズキャンセリングヘッドホンのBOSE QuietComfort 2は,あまり使う機会は多くないが,私にとってなくてはならない存在だ。主に屋外で使用するので,専用のハードケースに入れて持ち歩く。肩にかけるバンドも付属する(私は使わないのでなくしてしまったが…)。ケース裏には説明書等が入るポケットがある。(写真はクリックで拡大します) ![]() ![]() ![]() イヤーカップは折りたたんで収納できる。ハードケースにはイヤーカップを固定する突起がある。私は主に飛行機で移動するときにこれを使うが,そのときにありがたいのが変換プラグ。これで機内のあの聴診器のような,すぐに耳が痛くなるヘッドホンを使わずに,映画や音楽を楽しむことができる。黒いポーチはマジックテープでハードケース内にくっつく。 ![]() ![]() ![]() ヘッドアーム部に「Engineered in USA. Assembled in China.」とある。全体的にしっかりした作りだが,プラスティックの本体は4万円のヘッドフォンとしてはややチープに感じられる。しかしこのヘッドフォンで何よりすばらしいのは,その抜群の装着感の良さである。構造の妙もあるのだろうが,この肉厚のイヤーパッドが耳に心地良くフィットし,メガネのツルが挟まって痛くなることもない。 ![]() ![]() ![]() ノイズキャンセリングの電源スイッチは右ハウジングにあり,これをONにしないと音は出ない。ノイズキャンセリングのためだけに使用できるよう,プラグは着脱式になっている。そのプラグ部にキャンセリングの感度を調整するスイッチがついており,ポータブル機やPCなどと接続するときは「HI」に,ホームビデオや航空機内のソースを使用するときは「LO」に設定するように指示がある。電源は単4電池1本で,連続使用で約35時間もつ。電池があるぶん右がやや重いはずだが,それはほとんど意識することはない。 見た目よりはずっと丈夫で壊れたことはないが,電池の取り出し部やプラグ部などもう少し高級感があってもよいのに,とは思う。しかし2003年の登場時はそのノイズキャンセリング能力の高さで他を圧倒していた。またその装着感は,私の所有するヘッドホンの中でもっとも良いと感じる。音質としては,ノイズキャンセリングでない4万円台の他の高音質なヘッドホンと比べることはできないが,どのジャンルでも気持ちよく鳴らしてくれる。やはりネックは値段だろうが,私は飛行機のビジネスクラスにこれなしで乗るよりは,エコノミークラスでもこれを着けて乗るほうを選ぶ。ただ,扱っているのは直販サイトか直営店だけだ(もっとも,最近ではAppleストアなどでも販売されているようだ。下のあきさんのコメント参照)。 ![]() SONY MDR-NC60 \15,540~ 2003年に出ていれば必ず選んでいたであろうヘッドホンがこのMDR-NC60。私は触ったことがないが,さすが国産,このあたりのレビューを見る限り装着感はQuietComfort2にひけをとらない出来のようだ(もっともSONYでもMDR-CD900STはひどい掛け心地だが…)。また「MDR-NC60はテレビのボリュームを下げるように、自然な感じでノイズを全体的に軽減する」というノイズキャンセリングの特性も,QuietComfort2に近いものを感じる。QuietComfort2はノイズをゼロにしようとするのではなく,飛行機の轟音の中でも自然に音楽を聞こえ易くしてくれる感じなのだ。これでこの値段なのだから,BOSE QuietComfort2の地位も危ういといえるだろう。 ![]() また,今ならコンパクトで軽くなった「QuietComfort3」もある。こちらでは海外の旅行者向けに,1日350円でレンタルできるようだ。頻繁に使うことのない人には賢い選択かもしれない。試聴目的で借りるのも良さそう。 レビューした機器・CD一覧はこちら ヘッドホン&スピーカー購入ガイド:機能,タイプ別にチェック!快適な音楽生活を体感しよう|こだわりのオーディオアイテム:スピーカー、アンプ、ヘッドホンなど迫力のサラウンドを味わえる商品が勢揃い!|注目アイテムピックアップ!カナル型イヤホン&音楽プレーヤー特集 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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