カテゴリ:CD紹介
![]() Rei Harakami / lust(2005年発表) 1996年デビューした京都在住のエレクトロニカ・アーティスト,レイ・ハラカミの,レア音源集を除けば最新のアルバム。彼はレイ・ハラカミとしての活動以外にくるりやUAなどのリミックスでも知られ,今年は矢野顕子とのユニットyanokamiもスタートさせており,8月8日にはアルバムyanokamiを発表する予定。 彼の音楽の基本は極めて単純な電子音なのだが,それを組み合わせたり音色を変化させ,さらに複雑なリズムに乗せることで彼独特の雰囲気が生まれる。その抽象度の高さが場面を選ばないためか,NHKのドキュメンタリーや教養番組のバックで流れされることがよくある。 このlustは,どちらかといえばデビューアルバムUnrestに近い印象を受ける。より1音1音の音の配置にこだわりシンプルになった分,音の響きやリズムの魅力が前面に出てきているように感じる。Unrest(1998年発表)はこちらで全曲試聴できる。#4,5,7,9,10などは特に彼の特徴をよく表していると言えるだろう。 彼の音楽を聴くと,なぜか「和」を感じてしまう。もちろん和楽器など出てこないし,日本の音階を使っているわけでもないのだが。本名原神玲をカタカナ表記した変わったアーティスト名や,広島生まれ京都在住であるという情報がその印象を強くしているのは確かだろうが,それ以上の何かもっと根本的なものを感じる。不思議なものだ。 竹村延和も似たようなアプローチを取ることがあるが,彼の音楽が時にクラシックの現代音楽のような実験性を重視するあまり聴き辛くなることがあるのに対し,レイ・ハラカミの基にあるのはあくまでダンス・ミュージックであり,要するに聴き易く心地良いのが魅力。寝つけないときのBGMとしても使える。 01 long time 02 joy 03 lust 04 grief & loss 05 owari no kisetsu 06 come here go there 07 after joy 08 last night 09 approach 10 first period レビューした機器・CD一覧はこちら 楽天ミュージックダウンロード:楽曲数100万曲から試聴!購入も1曲105円から!|CD市場:イチオシ,邦楽,洋楽,アニメ・ゲームミュージック,サウンドトラック|ヘッドホン&スピーカー購入ガイド:機能,タイプ別にチェック!快適な音楽生活を体感しよう|こだわりのオーディオアイテム:スピーカー、アンプ、ヘッドホンなど迫力のサラウンドを味わえる商品が勢揃い!|楽天市場ラウンジ:人気雑誌のライター・アドバイザー・スタイリストが商品を褒める!斬る! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月20日 18時28分33秒
コメント(0) | コメントを書く
[CD紹介] カテゴリの最新記事
|
|