カテゴリ:ヘッドホン
![]() SAMSON S-CLASS Series 4ch ヘッドフォンアンプ S-amp いったんヘッドフォンに凝りだすと,比較的安価にそのバリエーションが楽しめることもあり,その数はどんどん増えていくことになる。そしてヘッドフォンをCDプレーヤーやヘッドフォンアンプのヘッドフォン端子にとっかえひっかえ挿しこんで,その音を聴き比べることになる。(そして家の者からは白い目で見られるようになる…。) そこで気になるのが,ヘッドフォンプラグと端子の劣化だ。いったん取り付けると外すことの少ないピンプラグなどと比べると,その抜き差しの頻度はずば抜けて高い。メーカー側もそれなりの対策をしているだろうとはいえ,何となく気持ち悪い。 ![]() ![]() ラインセレクタやスピーカーセレクタはLUXMANの比較的高品質なものでも安価に手に入れることができるので,ヘッドフォンもこのように切り替えられるものはないか探した。しかし,技術的には容易なはずなのだが,どうも需要がないらしく,製品化されたものは見つけることができなかった。自作できる方は簡単に作ってしまうのだろうが,私にはとても無理…。 そこで安価なヘッドフォンアンプ,S-ampを購入することに。これは内部に増幅回路を持つが,妙な味付けなどせず素直な音を出すという評判だった。私はSA-15S1やDX71 mkIIのヘッドフォンアンプの音が気に入っていたので,興味はありつつも,単体のヘッドフォンアンプを新たに買うつもりはなかったのだが,これはヘッドフォン端子が4つもありセレクターとして使えそうだと思った。 ![]() ![]() ![]() 値段の割りに作りはかなりしっかりしており,ボディの青い光沢がなかなかキレイ。ちなみに「SAMSON」と聞くとほとんどの人は韓国のサムスン電子(SAMSUNG)を連想すると思うが,SAMSONはアメリカの音響機器メーカーでSAMSUNGとは何の関係もない(まぎらわしい…)。大きさはインテリマウスオプティカルより少し大きい程度。しかし結構な重さがありゴム製のしっかりした足がついているので,ヘッドフォンを4本つなげてもぐらつく心配はない。電源は付属のACアダプターからとる。 ![]() ボリューム調節はヘッドフォンごとにできる。難点はボリュームがヘッドフォン部の向かい側にあるため,慣れるまでややボリューム調節がしづらいこと。また電源ボタンがないので,通電しっぱなしが嫌ならコンセントを抜くなどする必要がある。それと,CDプレーヤーなど音源部とつなぐヘッドフォンケーブルが付属しないので,先端がそれぞれ6.3mmステレオオスのケーブル(楽器店などにある)が別途必要になる。 音は評判どおり素直な印象で,妙な味付けなどは感じない。ただCDプレーヤーやDACのヘッドフォン端子に直に挿すときに比べると,やや音が痩せるような感じはあるが,十分許容できるレベル。少なくとも各々のヘッドフォンの特徴は十分に残してくれるので,特に異なるインピーダンスのヘッドフォンを同じ音量ですばやく切り替えて聴き比べたいような時などには重宝する。 しかしオーディオテクニカあたりが純粋なヘッドフォンセレクターを出してくれないかなあ。ヘッドフォンをたくさん持っている人はけっこういそうだから,少しは需要もあると思うんだが。 レビューした機器・CD一覧はこちら ヘッドホン&スピーカー購入ガイド:機能,タイプ別にチェック!快適な音楽生活を体感しよう|こだわりのオーディオアイテム:スピーカー、アンプ、ヘッドホンなど迫力のサラウンドを味わえる商品が勢揃い!|注目アイテムピックアップ!カナル型イヤホン&音楽プレーヤー特集 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[ヘッドホン] カテゴリの最新記事
|
|