テーマ:そらを感じて過ごす時間(360)
カテゴリ:パソコン
おなじみのバーチャル地球儀ソフトGoogle Earthが4.2にバージョンアップし,ついに宇宙を見ることができるようになった。4.0などの古いバージョンを使っている人もホームページで最新版をダウンロードしそのまま上書きインストールすれば4.2にアップデートされる。「ハッブルショーケース」では,ハッブル宇宙望遠鏡が写した有史以前の巨大銀河やブラックホール,重力レンズなど,興味深い写真を見ることができる。 ただ,地球上ならともかく,やはり宇宙ともなると位置関係がつかみにくく,さらに時間の概念も加わるので慣れるまではなかなか見たい映像を見ることができない。説明が英語表記のままの部分も多い。今日は中秋の名月なのでGoogle Earth上で月見でもしてみるか,と月を拡大させようとしたが,どうもうまくいかなかった。 またGoogle Earthは今のところ,地球から見た宇宙の映像は表示できるが,火星から太陽を眺めるといった,地球を飛び出したところからの画像を表示させることは出来ない。基本的に地球上の望遠鏡からの写真を再構築しているものなので,CGでも使わない限り,そういったことは無理だろう。 それを簡単な操作で実現できるのが,三鷹にある国立天文台が開発した4次元デジタル宇宙ビューワー"Mitaka"(ミタカ)だ。全てCGで描かれるので,Google Earth 4.2のように地球からの宇宙の画像はもちろん,地球から宇宙の大規模構造までを自由に移動し,そこからの画像を楽しむこともできる。 ![]() ![]() とりあえず今日20:00の月を見る。時間を進めると,自転している様子や満ち欠けの様子を観察することもできる。地球の後方から月を観察できるところなどはMitakaならでは。Google Earthのように星座を表示させることもできる。 ![]() ![]() ズームアウトしていくと地球や月を離れ,太陽系の各惑星の軌道が見えてくる。さらに離れると太陽系,そして銀河系の全体像が見えてくる。太陽系は銀河系のはずれにあることがわかる。 ![]() どんどん離れていくと,やがて1点1点が星ではなく銀河を表すようになり,最終的に「宇宙の果て」と考えられている137億光年先まで行くことができる。銀河が扇形に分布して見えるが,これはこれまでこの領域の中しか観測できていないためで,実際には宇宙全体にわたって銀河が分布していると考えられている。 画像も美しく,地球や土星などをぼーっと眺めているだけでも楽しめる。Google Earthもそうだが,こういった有益なソフトが無料で公開されているのは本当にありがたい。教育的価値も極めて高いだろう。 セガトイズ 家庭用星空投影機HOMESTAR(ホームスター) 永久磁石により浮遊する地球儀『浮宙儀』 「美しき大宇宙~統一理論への道」 【楽天トラベル】ANA楽パック(航空券+宿泊)ダイナミックパッケージで自由自在 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月26日 18時54分02秒
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