カテゴリ:オーディオ
![]() HDD用リムーバブルケースのIDE HD対応SATA変換トレイ,SA-35TRAIDEの仕様を確認しようとラトックのホームページを見ていたらちょっと気になる製品を発見。PCの音楽をワイヤレスでオーディオ・アンプに送信するアダプター,REX-Link2EXだ。 これは,簡単に言うとM-AUDIO Audiophile USBのようなUSBオーディオのワイヤレス版で,PCの音をデジタルのまま無線でアンプ付近まで伝送し,そこでアナログに変換してアンプに出力するもの。 ![]() 似たような製品は結構前からあり,一番有名なのはアップルのAirMac Expressだろう。これは元来無線ルータだが,音楽ソフトiTunesを使えばREX-Link2EXと同じことができる。 こういったものは,PCとオーディオシステムが別々の部屋にあるなど,ある程度離れているときには重宝するだろう。しかし私の場合,PC本体とアンプが通常のデジタルケーブルで十分届く距離にあるので,あえてワイヤレスを試そうとは思わない。デジタル伝送なので音質的に有線より不利ということは(直接的には)ないだろうが,たとえば音が出なくなったときなど,有線だとケーブルをチェックすれば済むが,無線の場合は原因究明が大変そうだ。 むしろ気になるのは,AirMac ExpressがあくまでPC周辺機器の1つとして作られているのに対して,REX-Link2EXには,これまでのいわゆるオーディオマニアを取り込もうという姿勢が随所に見られることだ。たとえば,DAC部にはオーディオ機器向けの高級コンデンサが内蔵されていたり,音質向上に効果があるという専用電源ユニットの販売も予定されていたりする。またホームページのイメージ写真では,つなぐアンプとして若者向けのミニコンポではなくラックスマンの真空管アンプSQ-N100が写ってたりもする。 しかもこれを出すのがONKYOなどではなく,これまでリムーバブルHDDのイメージが強かったラトックであることも意外だ。ラトックシステム PC Audioブログでは開発の経緯なども公開されているが,オーディオショップに製品を持っていって試聴用スピーカーを選んだりと,積極的にPCとオーディオを近づけようとする姿勢が見られる。 そのブログで印象に残ったのが『これまでは「PCでオーディオ」とか「音楽を圧縮、携帯プレーヤ」とか口にするとオーディオ関係の方々から激しく拒絶されていた』というくだり。オーディオショップで「パソコンからの音を聞きたい」などと言っても,たいていはまともには取り合ってもらえないだろう。確かに現状では,PCオーディオでまともなCDプレイヤーの音に近づけるには高価なDACが必要になる。 しかし繰り返しになるが,PCオーディオにはCDプレイヤーでは得がたい利便性があることは事実で,ONKYOのようなオーディオメーカーだけでなくPC周辺機器メーカーからもそのような方向性の製品が出てきたことは,適当ながらこのようなブログを書いている者としては個人的に心強い。SA-DK1EUやSA-35TRAIDEなど他のラトック製品の堅実な作りには基本的に満足しているので,今後さらに音質にこだわりつつPC周辺機器メーカーならではの製品が出てくることを期待したい。 ハイデザイン×高機能 スタイルで選ぶデジタル製品 高音質CD xrcd shop 【楽天トラベル】ANA楽パック 「航空券予約」と「宿泊予約」が一度にできてお得! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月20日 17時57分14秒
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