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タケノコmaxのパソコンでオーディオ

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2007年11月14日
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カテゴリ:オーディオ
いきあたりばったりに書き散らしてきたために記事数も増えてごちゃごちゃしてきたので,しばらくは「PCオーディオ音質改善」としてインデックス的なものをいくつか。

オーディオシステムにパソコンを導入することにはさまざまなメリットがあるが,ある程度以上の音質を求めてしまうと純粋なピュアオーディオ環境よりも割高になってしまう場合が多い。しかし,パソコンならではの,簡単にできる改善策もある。その1つがサウンド出力設定の見直しだ。

様々なアプリケーションの音を同時に出力したりボリュームを調整したりするために,Windowsパソコンからの音は,通常,全て標準のカーネルミキサーを経由して出力される。しかしこのカーネルミキサーを経由してしまうと,デジタルデータがバイナリレベルでは改変されてしまうことが知られている。

この改変がどの程度実際の音質に影響を与えているかは議論のあるところだが,いずれにしても,アナログに変換する前にこのような改変が行われることはできるだけ避けたいところ。そこでこのカーネルミキサーをバイパスし,デジタルデータを直接D/Aコンバーターに送るために好んで使われるのが,ASIO出力だ。

ASIOはもともとDTMの分野でレイテンシを抑えるために使われている規格で,ASIOで出力している間は他のアプリケーションから音が出せずボリュームの調整もできなくなるが,音楽だけをダイレクトに出力したい場合には便利だ。もし使っているサウンドカードがASIOに対応していれば,Sound Player LilithなどASIOに対応しているソフトウェアで出力方法を設定してやるだけで,無料で音質改善が期待できる。M-AUDIO Audiophile USBLynx L22など,DTM用途のサウンドカードではASIO対応のものが多い。

使っているサウンドカードがASIOに対応していない場合には,ASIO4ALLなどのソフトウェアを使う方法もある。これは,ASIOに対応していない機器でもカーネルミキサーをバイパスして強制的にASIOを実現するもの。ただし,オーディオデバイスによってはASIO4ALLを使ってもバイナリ一致しないものもあるようだ。またfoobar2000ではKernel Streamingプラグインを使うことでASIOと同等のことが可能。擬似ASIOドライバのASIO4ALLよりこちらのほうが導入は容易。

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最終更新日  2009年04月11日 21時29分34秒
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