テーマ:風景写真(1766)
カテゴリ:写真・デジカメ
壁紙変更ソフトは昔からフリーソフトの定番ジャンルだが,多機能すぎたり不安定だったりして,自分に合ったものを見つけるのは意外と難しい。私も色々と試してきたが,現在愛用しているのがFast Change !!。画像フォルダを指定すると一定時間ごとにランダムに変更してくれ,常駐はするが軽くて使いやすい。時間や曜日ごとに別のフォルダを指定したり,変更時にエフェクトをかけたりもできるようだ。設定インタフェースが独特でやや面倒だが,いったん設定してしまえばそれほど変更するものでもないので気にならない。 壁紙用フォルダにはウェブから拾ってきたり自分で撮ったりした風景写真を入れているが,その膨大な量の写真の中からある時Fast Change !!が表示してくれたのが,昔訪れたオーストリアにある人口千人ほどの小さな町,ハルシュタット(Hallstatt)の写真。もし時間や旅費は考えずに一番行きたいところを挙げろと言われたら,個人的に真っ先に思い浮かぶ場所の1つがこのハルシュタットだ。 この町は,紀元前ケルト文化の中心地であったこと,世界最古の岩塩坑があることなど文化的な価値が認められ,1997年に世界遺産に登録されている。しかしそういった前知識が一切なくても,『サウンド・オブ・ミュージック』の撮影にも使われたその美しい景観を一目見れば,誰でも夢中でシャッターを切っているはず。とにかくどこを見ても絵になる。何かここでしか見れないものがあるというわけではないのだが,「美しい湖の町」と言ったありきたりな表現では言い表せない独特の空気感があり,時に「世界の湖岸で最も美しい街」と評されるのもうなずける。安いデジカメのデフォルト設定で撮った素人のスナップ写真でも,ぱっと見,絵葉書などに載っていても良さそうな感じになる(じっくり見るとノイズやボケなどのアラが気になるが・・・)。 存在感のある白い教会の尖塔がどこからも見え,良いアクセントになっている。家々が山にへばりつくように建てられていたり,細い急な階段が家々をつないでいたりする様子は,ちょっと尾道あたりを思い起こさせる。 風景ももちろん素晴らしいが,個人的に良かったのが,世界遺産ながら観光客がそれほどいなかったこと(寒くなりかける10月だったということもあるかもしれない)。こういった場所で時間を気にせず気の向くままに本を読んだり音楽を聴いたりするのはこの上ない贅沢だろう。旅行中は限られた時間でできるだけ多くの場所に行こうとあくせくしてしまいがちだが(この時も半日も滞在できなかった),もし死ぬ前にもう一度訪れる機会があれば,2日はとってじっくり散策したい。 ウィーンはもちろん,ザルツブルクからもけっこう遠くアクセスは良いとは言えないが,近くに行くことがあればぜひ寄って欲しい町。ザルツブルクからは電車もあるが,ポストバスでゆっくり美しい町並みを楽しみながら移動するのもいい(路線バスなので通学中の子供たちが大量に乗って来たりするが・・・)。 オーストリアを代表するクリスタル商品:スワロフスキー SWAROVSKI 【楽天トラベル】ヨーロッパ格安航空券・ホテル予約-おすすめ情報満載- 【楽天トラベル】夏休み家族旅行特集:うれしい特典いっぱい♪ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年05月31日 20時55分53秒
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