カテゴリ:パソコン
WindowsXPサポート終了に伴いPCを新調するにあたり,何より重視したのが静粛性。狭い部屋でPCを使ってベッドサイドオーディオをしたりするので,普通のPCであれば作動音がどうしても気になってしまう。実際はエアコンや空気清浄機をつけるとその音で目立たなくなることも多いのだが,PCの作動音というのはそれらの音に比べて特に耳障りな周波数のように感じる。 これまで使ってきたNECの水冷PC VALUESTAR G タイプXもかなり静かだったが,離れたところからもごくわずかな音が聞こえていた。これが30デシベルを謳っていたので,これよりも下のものを探すことに。まずNECは,タイプX以降静音性を売りにしたPCを出していない。SONY VAIOあたりで静音性が高いと評判のモデルもあるが,せいぜいタイプXレベルだろう。他にメーカー製のデスクトップPCで良さそうなものは見つからなかったので,以前から静音性を追求したPCを販売しているOLIOSPECに頼むことに。 ここはLINN DS設定を施したNASを販売するなどPCオーディオについても造詣が深い。タワータイプからコンパクトタイプ,ファンレスのものまで,様々なラインナップがあるが,性能と静粛性のバランスが良さそうな「Slim&Eco Value」を選択。これはインテルの最新CPU,Core i3 4130T (Haswell)を積みながら,13デシベルという驚異的な静粛性を謳っている。この騒音値も都立産業技術センターで計測したものというから信頼感がある。 届いたときには,その予想外の小ささと軽さに驚いた。188(幅)×508(奥行き)×405(高さ)mmと大型だったVALUESTAR Xに対して,Slim&Eco Valueは96(幅)×365(奥行き)×330(高さ)mmしかない。BTO通販でデスクトップPCを買ったのは初めてだったのでどのような形で送られてくるか興味があったが,本体はすべて組み込まれた状態でケースのIN WIN BL-672の箱に入れられ,保証書や各周辺機器の取扱説明書はマザーボードのASUS H87M-PLUSの箱にまとめられていた。 ケース BL-672の説明書がなかったので,ドスパラのこちらのページを参考にケースを開けた。このあたりは,メーカー製パソコンに比べてBTOパソコンの敷居の高いところだろうか。左下の大型ヒートシンク Noctua NH-L12と大型ファンでCPUやHDDを静かに冷やす。拡張スロットにカード(ロープロファイルPCI)を増設するには,まずストッパーのネジを外し,手前にスライドさせる。スロットカバーがなかなか外れなかったので,こちらのサイトを参考にマイナスドライバーで前後に動かし,金属疲労を起こして取り外した。取り付けたのはラトックシステム eSATA PCI Express ボード REX-PE30Sで,これにリムーバブルケースのSA-DK1EUを接続してVALUESTAR Xのデータを転送する。 起動用HDDには256GBのSSD,SAMSUNG 840Pro Series MZ-7PD256B,OSはWindows 8.1 64bitを選択。これまでPentium Dという,一部で暖房装置と揶揄嘲弄される古いCPUを使っていたからというのもあるが,Haswell+SSD+Windows8という組み合わせは想像以上に快適だ。特に,セットアップの段階で何かと必要になる再起動が一瞬で終わるのはストレスがなくて良い。 また音についても,全く文句のつけようがない。データ用HDDの3TBWesternDigital WD30EZRXはデフォルトのHDDから変更したもので,来る前には静粛性への影響が気になっていたが,実際には全く問題なかった。内蔵ブルーレイドライブのPioneer BDR-209も,再生中も静かで鑑賞に集中できる。 楽天でもBTO可能 マウスコンピューター楽天市場店 デスクトップパソコンランキング 今すぐ使えるかんたんWindows8.1 オンサイト, 技術評論社 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014年01月05日 17時26分26秒
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