心をつむごう

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プレビュー

2005年09月13日
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カテゴリ:プレビュー
神話世界の競合型クエスト達成ボードゲーム

英語版:Beowolf the LegendFantasyFlightGames
独語版:Beowulf Die Legende/Kosmos
作:
ライナー・クニツィア
画:ジョン・ハウ
プレイ人数:2~5人
対象年齢:12歳以上
プレイ時間:60分

 カプコムからも邦訳が出た『指輪物語』のクニツィア&ハウ・コンビが、再びイギリスの伝説に挑戦。今度は、生涯3体の怪物(グレンデルという名のトロール、その母の海魔、そして燃えあがる炎の竜)を倒した南スウェーデンの英雄ベーオウルフです! アングロ・サクソン魂が炸裂する、血湧き肉踊るストーリー!
 あなたがたは、英雄ベーオルフの腹心の部下で(腹心の部下は大切に)、その冒険行に生涯同行し続けます。ベーオウルフの最期は竜と刺し違えることになっており、その段階でもっとも“名声”が高かったものが、その遺産と王位を継ぐ勝者となるのです!

 不思議なL字形のボードには、ベーオウルフの生涯が流麗に苛烈に描かれ、その道行きは36のエピソードに分割されています。各エピソードでは、ベーオウルフを支援する行動が決まっており、各プレイヤーはそれを成し遂げるかどうかで、名誉・財宝・信任状・特殊カード・呪い・負傷を得ていくことになります。
 エピソードは些細な(minor)なものと、重大な(Major)ものに分かれ、些細なものは無視してもペナルティはありませんが、重大なエピソードには必ず全員が参加します。重大なエピソードは、同時プレイ(ブラインド入札)と順次プレイ(通常の競り)の2種類に分かれ、条件に適合するカードをプレイしていきます。
 基本ルールでは、財宝と信任状も“名誉”に合計します。そこに、負傷マーカーがないなら+5点、1~2個なら±0点、3つ以上なら-[負傷数×5]を加減します。
 上級ルールでは、最後の戦いの後に全ての財宝と信任状で入札をおこなうので“名誉”と負傷のみで勝敗が決まります。
 さらにヴァリアント・ルールでは、負傷が3つ以上のプレイヤーは、ベーオウルフの死出の旅に同行し、ゲームから除外されてしまいます(『ハイ・ソサイティ』の足切りルールに似ている)。

『ベーオウルフ』コンポーネント

 システム偏重でワールドを無視する傾向があったクニツィアですが、『指輪物語』以来、世界観に密着したルールを作成するようになりました。まあ『タージマハール』の変形という話もあるのですが、それでもジョン・ハウの絵ともあいまって雰囲気充分。彼の移住先であるイギリスの風土が、いい影響をおよぼしたのかもしれません。
 この間のジェンコン・プレビューでも評判がよかったらしく、ともかく10月の発売が待ち遠しい。
 原作を知らなくても、ボードの絵と、ルールブックのエピソード解説で誰にでもベーオウルフ伝説が肌で感じられる、注目の作品です!

註:このページで使用されている画像は、FantasyFlightGames から特別に使用許可をいただいております。無断転載厳禁でおねがいします。






最終更新日  2005年09月15日 08時41分26秒
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