地球の苦難
PART5、地球が選んだ苦難皆さんは人間が生長するためには、多くの苦難や困難を乗り越えていかなければならないということを理解されていると思いますが、この地球もまさに同じように、多くの困難を自ら乗り越えることで成長いたします。地球にとっての苦難とは、いったい何なのか・・・実はそれが人類なのです。人間は、地球に住む生命の中では、とりわけ知能が発達しており、自ら文明を築き上げることができた数少ない生命です。そして人類は、自ら作り上げた技術によってこの地球の1部をコントロールし始めました。自らの生存のためだけでなく自らの欲望を満たすために、地球の資源を浪費し、自然環境を過度に破壊したり、地球に生きる他の生命を必要以上に傷つけ始めたのです。本来ならば他の生命と共存共栄を図りながら、地球とともに暮らさなければならないはずの人類が、地球の環境を破壊し地球の尊厳を傷つけ始めたのです。しかし、それはあえて地球が人類に許したことでした。すべてが予定調和の世界であれば地球はその世界に満足してしまい、自らを成長させることを忘れてしまいます。地球は自らに困難な問題を与え、それを乗り越えることで、惑星としての意識の成長を試みたのです。そのためには、現在地球に対して破壊的な活動を行っている人類に働きかけ、人類の本来的な資質である「愛と喜び」の意識に目覚めさせ、地球と地球に住む多くの生命たちに対して、愛情を持って接する事ができるようにしていかなければなりません。人類が自分達の過ちに気付き、自らを戒め、地球のパトーナーとして立派に成長した時、地球はかけがえのない成長を得ることができます。人類が持っている「愛と喜び」の意識は、今までの地球にはなかった意識でした。今までの地球には、生命たちが生存するためのパワーはあったとしても、お互いが愛し慈しみ合うとう意識はまだ希薄だったのです。しかし人類が生長することにより、その意識を人類と地球が共有し合い、地球に生きる多くの生命に対してその意識を広く使用することができるなら、この地球は宇宙の中でもとりわけ豊かな意識を持つ星へと生まれ変わります。地球は、人類をこの地上に生み出し、宇宙意識の力を借りて人類を育て上げました。そして人類が自らの欲望に従って地球の資源を浪費し、自然環境を破壊することによって、地球を傷つけ、地球に大きな負荷をかけさせたのです。それは地球にとって自らを成長させるための、大きなリスクでした。もし人類が、みずからの破壊行為にきずかずに、この地球が耐えられないほどの負荷をかけてしまったら、地球は自らの生命を守るために、この人類を一層するかもしれません。それは自然災害であったり、防ぎようのない流行病であったりします。もちろん人類は、過去幾度となくそのような自然災害や流行病に見舞われてきましたが、その規模は、人類を完全に死滅させるほど大きなものではなかったために、人類は自らの行いを、根本から顧みることなく、やり過ごしてきました。しかしそれも、地球からの警告の一つであったかもしれません。もしそのような警告を人類が無視し続け、自然に対する破壊活動を続けるならば、やがてレッド・カードが、人類に対して出される時が来るかもしれません。しかしそれは地球にとって本意ではないことでしょう。地球は人類が自らの過ちに気付き、地球と共存すんるための意識に目覚めてくれることを待っています。人類が自らの白い殻を破り、本当の意識に目覚めることを待っているのです。宇宙意識は、人類の意識を高める為に、自らの使いをこの地球に送りこみ、人類に対して啓蒙活動を行ってきました。一人一人の人類が、地球と共存するために「愛と喜びの意識」に目覚め、自分のみならず家族や知人を大切にすること。そして自分の家族と同じように、この地球に生きる多くの生命たちを大切に敬い愛することを、教えてきたのです。人類は自分達の殻から脱却して、自らの意識を高め、地球意識とひとつに融合していかなければなりません。そうすることによって、地球にとっても人類にとっても新しいステージが始まるのです。新しい共存共栄の世界が、この地球に現実として訪れてくるのです。地球があえて、リスクを背負ってまで選んだ困難な道を、無駄にしてはいけません。地球とともに本当のパラダイスに辿りつけるように努力してください。