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テーマ:タイ(3305)
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先週の土曜日、1983年から植物状態になったままの息子アノチャオさん(元俳優、54歳)を、約30年間ずっと看護し続けてきた母親のアムパイさんが、88歳で肺がんのため亡くなりました。 アノチャオさんは当時の人気俳優で、チェンマイで映画の撮影中に遭った交通事故のため植物人間になってしまいました。 チェンマイで緊急手術を受けた後、バンコクの幾つもの病院を転々として治療に努めましたがとうとう意識は回復しなかったそうです。 母のアムパイさんは深く悲しみ、自宅療養すればたくさんの愛に囲まれて回復の可能性もあると言う医師の勧めで植物状態になった息子を自宅でずっと看護してきたそうです。 上の写真は、2006年に撮られたものだそうですが、母のアンパイさんが当時48歳のアノチャオさんの頭にキスしている写真です。 見れば見るほど美しい写真ですね。 ところで、アノチャオさんは9人兄弟姉妹の末っ子だそうです。 そして死期の迫ったアムパイさんが一番心配していたのは、自分がいなくなってしまったら誰がアノチャオさんの面倒を見るのかということです。 なぜなら、兄弟姉妹にもそれぞれ自分の家庭があるからです。 でも、アムパイさんの最後の言葉「あなたの弟を一人にしないで」を守って、姉の一人が彼と一緒に暮らして、他の兄姉達も定期的に見舞いに訪れることにするそうです。 植物状態になってしまった息子を30年間も介護し続けた母。 それがどんなに大変なことか想像もつきません。 経済的に裕福な家庭だから可能だったことかもしれませんが、母の子への無限の愛情に心を打たれました。 ちなみに、アムパイさんは2002年に「国の素晴らしいお母さん賞」を受賞して、その献身的な愛情を称えられているそうです。 この日記を楽しんでいただけたら、ぜひ下の3つのアイコンに応援クリックをお願いいたします。 皆様から頂く一票とコメントが、毎日の更新の励みです。^^ どうぞよろしくお願いします。 クリックされたら、他のたくさんの人気ブログとも出会えますよ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
この息子さん当時まだ24歳だったという事ですね。
宗教死生観の違いはあっても、親という事から考えると、 仕事も始まったばかりでの悲劇は、彼だけでなく家族みんなの 夢と希望が一瞬にして消えうせてしまったんだと思いますね。 もし自分の愛する人が、同じようになったら、 どんな姿でもいいと思いますから、もしかして同じように 奇跡的な目覚めへの期待もろもろ、介護すること、 彼の存在が、お母さんの生きがいだったのかもしれません。 (2012.04.18 18:00:33)
写真からもお母さんの惜しみない愛が伝わってきます。素晴らしいお母さんです、そしてそのお母さんの最後の言葉を守っている兄弟姉妹も。
自宅療養は綺麗事で済まない、看護する側は本当に大変な毎日だと聞きます。でもそれを軽く乗り越えてしまうほど子供を深く愛せるのが "母" なんですね。あ~、涙腺が~ (;▽;) (2012.04.18 18:43:51)
>この息子さん当時まだ24歳だったという事ですね。 本当に若いですね。 人生で一番きらきら輝いている時の突然の事故。 本人にとっても、家族にとってもあまりにも過酷な運命でしたね。 >もし自分の愛する人が、同じようになったら、 >どんな姿でもいいと思いますから、もしかして同じように >奇跡的な目覚めへの期待もろもろ、介護すること、 >彼の存在が、お母さんの生きがいだったのかもしれません。 ----- そうなのかもしれませんね。 それにしても30年間です。 母の無償無限の愛です。 (2012.04.18 19:35:16)
>自宅療養は綺麗事で済まない、看護する側は本当に大変な毎日だと聞きます。でもそれを軽く乗り越えてしまうほど子供を深く愛せるのが "母" なんですね。あ~、涙腺が~ (;▽;)
----- お母さんのご冥福を祈ります。 天国からも、きっと心配されているのでしょうね。 (2012.04.18 19:47:16)
先日TVで美輪明宏氏が「世界で一番強いものは何ですか?」という質問に「女性」と一言。納得です。
(2012.04.18 20:13:07)
なかなか言葉が見つかりません。
アムパイさんのご冥福を心からお祈り申し上げます。 30年もの間、お疲れ様でした。 これからはゆっくりと、安らかに、息子さんを見守ってください。 (2012.04.18 20:49:32)
「世界で一番強いものは・・・女性」というよりは母。というより母の大きな愛なのだろうな。
エステに高級化粧品、ブランド物にダイエット。昨今の日本では、母であるよりも女でいることを望みすぎる女性が多いような気がする。まあメディアも煽るし、いつまでも美しくありたいのが女性ではあるが、子供の虐待が増えたのも母性拒否が大きいのではなかろうか。バラのような華麗さも悪くはないが、タンポポのような優しさも良いと思うのだ。 こんなことを女性に言うと、「そんなの男の勝手」といわれるだろうか。 (2012.04.18 22:18:46)
>先日TVで美輪明宏氏が「世界で一番強いものは何ですか?」という質問に「女性」と一言。納得です。
----- 同じく同感。 いざとなったら、肝が座っているのは女性でしょうね。 そうだ、話は変わりますが、先日手術室担当のタイ人ナースさんと知りあいました。 美人だしセクシー派ナースなんですが、目が座っていました。^^ 毎日、オペや人の生き死にを見ているから、大抵のことには動じないようです。 (2012.04.19 03:10:16)
>なかなか言葉が見つかりません。
>アムパイさんのご冥福を心からお祈り申し上げます。 >30年もの間、お疲れ様でした。 >これからはゆっくりと、安らかに、息子さんを見守ってください。 ----- きっと天国から息子さんを見守っているのでしょうね。 そして、いつか息子さんが召された時、天国で再会して抱き合うのでしょうか。 (2012.04.19 03:11:27)
>「世界で一番強いものは・・・女性」というよりは母。というより母の大きな愛なのだろうな。
> エステに高級化粧品、ブランド物にダイエット。昨今の日本では、母であるよりも女でいることを望みすぎる女性が多いような気がする。まあメディアも煽るし、いつまでも美しくありたいのが女性ではあるが、子供の虐待が増えたのも母性拒否が大きいのではなかろうか。バラのような華麗さも悪くはないが、タンポポのような優しさも良いと思うのだ。 > こんなことを女性に言うと、「そんなの男の勝手」といわれるだろうか。 ----- いつも素晴らしい文章を書かれますね。 もしかしたら、プロの作家の方ですか。 コメントを読ませていただいて、上手だなといつも唸っています。 (2012.04.19 03:14:03)
お久しぶりです。大きな大きな母性愛に感動しました。それにしても想像を絶する看病ですね。
この息子さん,この事故が無かったら,今頃タイを代表するトップスターだったのかも知れませんね。運命とはわからないものです。しかし著名人だからこそ,全国民に勇気と愛と希望を与え続けているのかも知れないと思いました。 (2012.04.19 05:37:13)
難しい問題ですね。
その道を選んだのですからそれでいいのだと思いますね。 私はそうそうに逝ってもらいますが、わが子なら。 日本の病院には植物人間が累々とベッドに並んでいます。 薄暗い病棟に並ぶ植物人間をみて背筋が凍る思いをしたことがあります。 その病院はつぶれたのですが(桃先病院)患者はどこに行ったのでしょうね??? 確か、100以上のベッドがありましたが・・・。 母がその病院に入院して院内感染で亡くなりました。 母の見舞いに行って間違えて入ったのですが・・。 いやいや、なんとも・・・。 で あるか。 (2012.04.19 08:01:01)
10年くらい昔 竹亭さんの名刺を浦野さんの事務所で見ました
印刷裁断 段階でした さて、先週15年ぶりバンコク 町を通過しまして 海に行く途中 町の変貌に 驚きました 道路が複雑になっていました 帰宅後 地図を(ミニコミ誌)見ていたら 竹亭と云う店が複数あることに気が着きました 何店舗に展開されているでしょう? インドに居たんですね… 商い=飽きない と言います 発展をお祈りします 毎日、やることが有る事は良い事ですね (2012.04.19 08:24:34)
バンコク「竹亭」さん
>>先日TVで美輪明宏氏が「世界で一番強いものは何ですか?」という質問に「女性」と一言。納得です。 >----- >同じく同感。 >いざとなったら、肝が座っているのは女性でしょうね。 >そうだ、話は変わりますが、先日手術室担当のタイ人ナースさんと知りあいました。 >美人だしセクシー派ナースなんですが、目が座っていました。^^ >毎日、オペや人の生き死にを見ているから、大抵のことには動じないようです。 >ケガや足が化膿した人などいろんな人を診てる訳ですからね。 介護で寝たきりの人の大便の処理は殆んどの男はできないでしょう。 (2012.04.19 10:44:38)
涙が止め処なくこぼれ落ちます。このお母さんはおそらく、世話をすることに生きがいを感じていたのではとふと思いました。タンブンを積むためにタイ人が行う善行は愛ではないと感じています。これが正しく本当の愛ではないでしょうか?
(2012.04.19 12:55:32)
本当に母親の愛情ってありがたいものですね。
それにしても、なんと過酷な運命か。 お母さんが生きている間に、奇跡が起こったらどんなによかったことか。 (2012.04.19 13:41:20)
>アムパイさんの愛情は素晴らしいですね。
>何か色々書こうとしてもウソっぽくなってしまって続きません。 >ご冥福をお祈りします。 ----- 30年の愛の介護には、どんな言葉も負けますね。 (2012.04.19 13:44:01)
>薄暗い病棟に並ぶ植物人間をみて背筋が凍る思いをしたことがあります。
>その病院はつぶれたのですが(桃先病院)患者はどこに行ったのでしょうね??? >確か、100以上のベッドがありましたが・・・。 > >母がその病院に入院して院内感染で亡くなりました。 >母の見舞いに行って間違えて入ったのですが・・。 > >いやいや、なんとも・・・。 > >で あるか。 ----- 恐怖映画のような光景ですね。 それは恐かったでしょう。 (2012.04.19 13:46:13)
>10年くらい昔 竹亭さんの名刺を浦野さんの事務所で見ました
>印刷裁断 段階でした > 名刺はタイのローカル業者に頼んでいるので、勘違いだと思います。 >何店舗に展開されているでしょう? > 2店だけです。 >インドに居たんですね… > 今でも恋しいです。また行きたいです。 (2012.04.19 13:49:57)
>涙が止め処なくこぼれ落ちます。このお母さんはおそらく、世話をすることに生きがいを感じていたのではとふと思いました。タンブンを積むためにタイ人が行う善行は愛ではないと感じています。これが正しく本当の愛ではないでしょうか?
----- 息子のお世話が生きがいになっていなければ、とても続かなかったでしょうね。 息子さんは、今頃無意識に寂しがっているのでしょうか。 (2012.04.19 13:52:45) |