バンコク竹亭日記

ほとんどのタイ人は、戸籍上の正式な名前の他にニックネームを持っています。
生まれた時に両親や親戚が名づけてくれたもので、家庭でも学校でも社会に出てからも本名ではなくずっとニックネームで呼ばれます。

ニックネームの由来はさまざまで、単純に両親が好きな物とか縁起を担いだものだったりします。
中には女の子なのにムー（豚）とかウアン（デブ）と呼ばれている子もいて、もし日本人だったら本人が悩んでしまいそうなニックネームですが、タイの人は気にしていないようです。

ところで、今夜、トーキョーという名前の女の子から予約が入りました。
珍しいニックネームだからどんな子が来るのかなと待っていたら、めちゃくちゃ可愛い子でした。

いわゆる良家のお嬢さん系で、色白細身　さらさらの黒髪に性格は素直で優しそう。
ちょっと恥ずかしげな笑顔にこっちまで萌えてしまう。
正真正銘の天使ちゃん！ど真ん中のストライクです！！
（ボーイフレンドと二人で来たのですが。。。）

で、トーキョーちゃんと彼氏が食事を始めて30分ほどたった頃
「いかがですか」と声をかけに行きました。

そして「アローイ・マーク・マーク・カァー」（とっても美味しいです）と飛び切りの笑顔で喜んでくれるトーキョーちゃんに思わず照れてしまいながら「素敵なニックネームだけど、ご両親は日本が大好きなんですか」と尋ねてみたのです。

するとトーキョーちゃんは「はい。私の両親はハネムーンで東京に行ったんですよ」とにこやかに教えてくれました。

私、一瞬返す言葉に詰まりました。

頭の中で光の速さで妄想が駆け巡りましたが、まさかこの無垢な天使のようなトーキョーちゃんに野暮な突っ込みはできません。（爆）

だから、私もニコニコしながら「ディー・マーク。ディー・マーク」（良かったですね。良かったですね）と意味不明のお返事をして「ごゆっくり楽しんでいってくださいね」と引き下がってきたのです。

ただそれだけのことです。
このブログを書きながら、53にもなって脳天気な奴だなと自分で自分に呆れた次第です。(爆）


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