歩けば歩くほど人は若返る/三浦雄一郎著
◆感想◆この本も最近読んだ鏑木さんの本に次ぐ最高の本!! 今年80歳で3度目のエベレスト登頂に成功した三浦さんの本です。元々凄い人なのだけれど、頑張れば、エベレストだって登れると思わせてくれる勇気とやる気を与えてくれる本でした。三浦さんの日々の努力や、強い信念が日々の生活にあると感じました。一時は、暴飲暴食メタボだつたという意外な面もあり、そこから目標を決めれば、一直線! 日々の生活に歩くトレーニングを取り入れる。アンクルウエイトをつけて歩くと2倍のトレーニング効果があるとのこと。インナーマッスルも鍛えられる。 早速、アンクルウエイト購入しちゃいました。 文中で勉強になったこと↓山の歩き:足の親指の付け根を意識しながら足裏全体を地面につけるようにする。ゆっくりの山歩きやウォーキングは、遅筋線維(赤筋)で、マラソンなどの持久力に効果を発揮する筋肉。 山の登りの運動量は、登った高さの運動量を平地に換算すると30倍にもなる。100mの高さを上ると3,000m、1,000m上ると30,000mつまり30km歩いたことになる。その上、荷物を背負うと、その分、運動量も増える。脂肪燃焼効率も抜群。 山での下りは、上りと違い、瞬発力に優れた速筋線維(白筋)を使う。短距離走などの短時間に強い力を発揮する筋肉だ。 上りで使用する遅筋線維は、脂肪を主なエネルギー源とする。下りで使用する速筋線維のエネルギー源は糖分である。この速筋線維は回復する過程で大量の成長ホルモンを分泌し、若返り効果がある。 遅筋線維(赤筋)は、収縮が遅く線維が細くて柔軟性がありエネルギー効率がいい。これはマラソンや水泳の長距離など、有酸素運動に適している。ゆっくり山登りも同じ。主なエネルギー源は脂肪で、酸素を効率よく取り入れ、糖を使って脂肪を燃やし力に変える。 速筋線維(白筋)は太くて硬い、非常に大きなパワーを発揮する筋肉で短距離走やウエイトリフティングなど酸素を使わず瞬発的に力を爆発させる。◆内容◆肥満、糖尿病を克服した三浦式ウォーキング 世界的プロスキーヤーで登山家の三浦雄一郎氏は、世界7大陸最高峰からのスキー滑降など、数々の挑戦を成功させてきました。ところが、60代半ばで“燃え尽き症候群”に陥って暴飲暴食を繰り返し、運動不足も加わって、身長164cmで体重88kg、体脂肪率40%という極度の肥満体に。糖尿病と狭心症まで発症してしまいます。 「このままではいけない」。そこで一念発起した三浦氏は、エベレスト登頂を目標に、独自のアイデアを取り入れた“歩く”健康法を実践します。たとえば、日常的にザックに20kgの荷物を入れて担ぎ、さらに片足4kgのおもりが入った靴で歩くといった、個性的な工夫です。その結果、三浦氏は歩くほどに健康を取り戻し、体重も70kg台にまで落とすことに成功。この努力は報われ、70代でのエベレスト登頂に結実しました。本書は、この“三浦式・歩きの極意”を読者にわかりやすく伝授する一冊です。 【編集担当からのおすすめ情報】 普段の歩き方から、怪我なく安全な山登りの極意までをわかりやすく解説。そして今までほとんど知られていなかった、山や階段を“下る”ことで若返るホルモンが出るという事実を、単に歩くノウハウだけでなく、楽しみながら歩く提案や呼吸法まで、心身に渡る極意を伝授します。面白く読ませながら、読者に「健康のために歩かねば」と訴求する。なぜは人は歩くと健康になるのか? その答えが凝縮された一冊。読むと、誰でも歩きたくなる!! Myおススメ度 ★★★★★5(5段階中) 2013/8/28 読了【送料無料】歩けば歩くほど人は若返る [ 三浦雄一郎 ]価格:1,575円(税込、送料込)