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🔴【実話風怪談】夜道で出会ってはいけない「赤い靴の少女」
※この記事は創作怪談です。 実在の人物・団体・出来事とは関係ありません。 ホラーが苦手な方はご注意ください。 ーーー夜中に、足音を聞いたことはあるだろうか。 それは「人の歩く音」ではない。 重くもなく、軽すぎるわけでもない。 まるで子どもが、片足を引きずりながら歩くような、、、 コツ……コツ……という音だ。 音の主を探してはいけない。 それは、もう「人」ではないから。 港町には古くから、こんな言い伝えが残っている。 「赤い靴を見つけても、拾ってはいけない」 「その靴は、持ち主が迎えに来る」 なぜ、そんな噂が生まれたのか。 その始まりは、明治の終わりに生きた一人の少女だった。 彼女の名は、ミヨ。 貧しい家庭に生まれ、病弱で外にも出られず、 唯一の楽しみは、母が縫ってくれた「赤い靴」を眺めることだった。 「これを履いて、遠くへ行くんだよ」 母はそう言って微笑んだ。 だがその約束は、果たされることはなかった。 ミヨは病に倒れ、 誰にも看取られず、薄暗い部屋で息を引き取った。 その夜から、、、 孤児院では“おかしなこと”が起き始める。 深夜、消灯後の廊下。 誰もいないはずなのに、足音がする。 コツ……コツ……。 見回しても誰もいない。 だが床には、小さな濡れた足跡が残っている。 不思議なことに、 足跡は片方しかない。 そして必ず、赤い靴の跡だけが残る。 職員が確認すると、 そこには“実在しないはずの靴”が置かれていた。 サイズは小さく、古く、 誰の物でもないはずなのに、、、 なぜか触れると、体温のような温かさが残っていた。 やがて噂は町に広がる。 港の夜、霧の中で「赤い靴の少女」を見た者が現れ始めたのだ。 その姿は奇妙だった。 体は影のように薄く、 足元だけが異様にくっきりと見える。 片足は裸。 もう片方だけ、赤い靴。 彼女は決して走らない。 ただ、一定の距離を保ちながら後ろをついてくる。 そして、近づいてくると、、、 決まってこう囁くという。 「ねえ……わたしの、片方……知らない?」 翌朝、彼女を見た者は姿を消す。 残されるのは、 玄関に置かれた「赤い靴」が一つ。 今でも、港の近くでは奇妙な話が絶えない。 ・夜中、玄関の前に濡れた足跡が残る ・靴箱の中に、見覚えのない赤い靴が増えている ・夢の中で、子どもに靴を履かせている自分を見る そして、ある共通点がある。 その人たちは皆、最初に「赤い靴を拾っていた」。 もしあなたが夜道で、 誰もいないはずの場所に赤い靴を見つけたら。 決して、拾ってはいけない。 決して、持ち帰ってはいけない。 それは、、、 あなたを迎えに来た“もう片方”なのだから。 そして今日も、どこかで、、、 片足だけの足音が、静かに近づいている。 新編 日本の怪談 無印 & II 2冊セット [ ラフカディオ・ハーン ] お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2026.01.01 12:58:13
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