むっ、む●●が!?「むっ、む●●が!?」ある夜、ベッドに横になりテレビを見ていました。何か足がムズムズする。気にせずテレビに集中、集中!。 ・・・。 まだムズムズする。 ・・・。 なんだよ!と思い足を見るとそこにはムカデが! うぉぉぉぉぉぉ! 大パニックだ!とりあえず噛まれていないよう。いやムカデって刺すのか。今はそんなことはどうでも良く足が心配だ。 痛くないし、とにかく足は無事だ。2本ある。いやいや何言ってんだおれ。一安心って、あと何時間かすると寝る時間だ。やつがどこにいるのか探さないといけない。 おれの悲鳴を聞いて、嫁がやってきた。「どうしたの?」「ムカデじゃー!しかもでかい!このままだとここで寝られない!!」 嫁に殺虫剤をリクエストするとすぐに持ってきてくれて、爆弾処理班のように慎重に布団を上げ、そこら辺にあるものをどけていくおれ。 右手には一撃必殺の殺虫剤が握られている。 きょろきょろ・・・。 ふーっ、いないぜ。 しかしどこに行ったんだろう。 ふとひとつの紙袋が目に入る。それはおれが学生時代から集めていた色々な店のマッチがいっぱいに入った紙袋だった。 この中かな。まさかな。無防備に紙袋の口を大きく開く。その時だった。 続く いやいやこのまま続けよう。 うぉぉぉぉぉぉぉ!出たーっ!ディズニーランドのパレードよりにぎやかなおれ。夜なのに・・・。しかも少し手に触れてしまった。サワチャッタヨ(凍) おれは爆弾処理班にはなれないな。いやなりたくないし。 そんなことを思ったかは覚えていないが、布団の中にムカデが侵入していった。 布団をめくり上げるとそこには15cmはあろうかというムカデ。逃げようとするところを右手の一撃必殺最終兵器を発射!噴射! くらえ!おれの気合と共に! だんだん硬くなり動かなくなっていくムカデと殺虫剤だらけになるベッドの敷布団。 しかしそんなことは構っていられない。どのくらいの時間が経ったのだろう。外はいつの間にか雨だった。いやいや降ってなかったな。 ムカデはぴくりともしなくなった。しかも縮んでるし。これかけると縮むのか? ようやく大怪獣との死闘を終えた。噛まれなくて良かった。いや、刺されなくて良かった。どっちだろう。どうでもいいか。 その晩は他にもいるんじゃないかと思い、怖くてあまり寝られなかった。 ある夜の出来事だった。 *どうもこの年は「やつで?」や「むかで」で大発生していたようです。webでムカデのこと調べると書いてありました。 |