MY DIARY

2017/08/22(火)08:19

直虎と政次

TV(43)

20日、大河ドラマ「おんな城主 直虎」で小野政次が生涯を閉じました。 衝撃の最期でした。 小野政次は史実では井伊家を乗っ取ろうとした悪家老と言われているそうですが ドラマでは井伊家を守るために、悪役を装っていたように描かれています。 最初のうちは私もすっかりだまされ(^^;) 「政次ひどい~」と思っていたのですが、直虎同様、徐々にその真意がわかってくると 高橋一生さんの魅力も相まって、すっかり政次ファンになってしまいました。 おとわ(直虎)のことを本当に愛してたんですよね。 子供のころは「恋」だったかもしれないけれど、 いつの間にかそれを超越した「愛」に。 直虎はどう思っていたのかな… 井伊のことを本気で思ってくれている同志、とは思っていただろうけれど 「恋」とか「愛」という思いにはならなかったのかもしれません。 それがまた切ない。 でも最後、直虎が自ら政次に槍を突き刺す、という行動をとったのは 「愛」という言葉では表しきれないものすごい思いのような気がしました。 政次は一瞬満足そうな顔をし、最後の力を振り絞って、 井伊を、直虎を罵倒するという最後の芝居を演じ、逝きました。 こんな愛の形もあるんですね… 牢に残されてた辞世の句、 「白黒をつけむと 君をひとり待つ 天つたふ日ぞ 楽しからずや」。 明るい光の差し込む部屋で碁盤を前に、一人直虎を待つ政次の穏やかな顔。 もうすぐ叶うはずだったそんな時間はもう二人にはない。 もう涙が止まりませんでした 次回予告で流れた「政次!」叫んだあと「おらぬのでしたね、但馬は…」とつぶやく直虎の姿、 「ベルサイユのばら」でアンドレが戦死した翌朝、 「行くぞアンドレ!」と言った後ハッとするオスカルと重なり、また泣いてしまいました。 布団に入ってからもなかなか寝付けず、翌朝も目が腫れぼったくなってる始末… 大河ドラマはあくまでも「ドラマ」なので、史実とは違うのかもしれません。 でも歴史は大体において勝者よりの見解で描かれることが多いし 政次が本当はどう考えていたかなんて、本人にしかわからないこと。 こういうこともあったのでは…と想像を巡らせて 史実として定まっている結末までのストーリーを膨らませる作家の方はすごいなと思いますし 歴史ドラマの素敵なところだなと思います。 「おんな城主 直虎」、 初めのころの主人公たちの子供時代もとても良かったです。 子役の子たちもとても上手でした。 大河ドラマでは子役の時代って1~2回くらいで終わる気がするのですが 結構長く子供時代が描かれてた気がしました。 それも子供時代の直虎と政次のつながりがあったからこそ、 こういう展開になるということの伏線だったのかもしれません。 子供時代の回、見直したくなりました。 おんな城主 直虎 完全版 第壱集 [Blu-ray]

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