MY DIARY

2021/12/01(水)06:30

葬儀の準備

親(38)

父が亡くなった翌日、葬儀社から紹介してもらった御前様から 戒名やお布施の事で電話が入りました。 昨年契約した納骨堂に祖父母のお骨を納めた時にお願いした方でした。 (契約した納骨堂はこの葬儀社の経営なのです) 父の戒名に入れたい字(母から聞いていました)を伝えると、 「ご両親もその字が入っていましたね」と祖父母の時の事を覚えていてくださいました。 一般のお寺ではどうなのかわかりませんが、 お布施の額、御膳料、車代などはっきりと教えてもらえて助かりました。 亡くなってから葬儀の日までちょっと日数があるので、 エンバーミング(遺体衛生保存)をお願いしました。 互助会の説明を受けた時だったかに聞いたことはあったけれど、 実際することになるとは思っていなかったです。 たまたまテレビでもエンバーミングの事をやっていたのですが、 コロナ禍での需要も高まっているそうです。 コロナで亡くなった方だと、遺族と対面できないまま火葬されてしまうことが多いようですが エンバーミングをすることで対面できたとか。 また、遺族がコロナにかかってしまって、 葬儀の日程を伸ばしたいときなどにも使われているそうです。 数日後、葬儀担当者と再度打ち合わせをしました。 私だけでよかったのですが、父に会いたいと、妹も来ることになりました。 さすがにこの日は「こんなに来れるなら、なんでこれまで来なかったの」と言ってしまいました。 もちろんコロナ禍だし、東京に住んでいて、周りに感染者がいて、 まだワクチン接種をしていない段階では直接の面会はできなかったけれど 私がオムツを持っていく時のように、玄関のガラス戸越しなら顔を見ることは出来たし その場で携帯で話す事だってできたのに 妹はここ数年で数回しか父と会っていなかったので、 私がしつこく言っていた程には父の衰えを実感していなかったのでしょう。 こんな時に言ってもどうしようもなかったのですが、それでも一言言わずにはいれませんでした。 さて、打ち合わせ。 会葬礼状の文章は、その担当の方が母に電話していろいろ話を聞いて 上手く作ってくれていました。 これまでよその方の葬儀に出席した時などにいただく会葬礼状を見て 大変な時によくこんなに上手に文章が作れるな~と感心していましたが ちゃ~んと業者が作ってくれるんですね^^; 葬儀前に流す追悼ムービー作成用の写真(25枚)も持っていきました。 これを選ぶのは母に頼みました。 この3年間、実家から大量の写真を運んできたのを、 母がホームでコツコツと取捨選択してくれていたので わりと良い写真を集めることができてよかったです。 当日用意するものや時間などの確認などもあったのですが、困ったのは返礼品の数です。 家族のみでのつもりだったので、用意しないつもりでしたが、 父の昔の職場の組織は退職者の会的な物があり、 亡くなった時にはそこに連絡するように言われていたので連絡したら、 どうしても参列したいという人がいたら、行ってもいいでしょうか?と聞かれてしまったのです。 ダメとは言えなかったので、もしかしたら来る人がいるかも…となってしまいました。 ただ一応家族で…と言ってあるし、コロナ禍だし、 実家のある街からは離れているし、高齢な方が多いし…で 来る可能性は低いと思われるものの、予想がつかず困ってしまいました。 でも、返礼品は余れば返品可能とのことだったので、ある程度用意してもらうことにしました。 お布施などを入れる袋(?)の準備や渡し方なども葬儀社の方が教えてくださって 至れり尽くせりだな~と思いました。 打ち合わせが終わった後、エンバーミングが終わって戻ってきた父と対面しました。 こちらで用意した服を着せてもらって、きちんと整えてくださっていましたが、 やはりもう、生前とは少し違う感じになっていました。 妹はまた泣いていました。 ​ 木製お布施盆(切手盆・名刺盆)蒔絵入り フチ金縦21.0cm×横14.8cm​

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