Ｔｈｅ Ｔａｘｉ-Ｄｒｉｖｅｒ (yellow-cab)

宇和島徳洲会病院の万波医師らによる病気腎の移植問題で
愛媛社会保険事務局は２５日病院側の弁明の場となる聴聞会を開きました。
しかし　病院側が開催手続きに不備があると主張したため中断し、
聴聞会は５月に延期されました。
　２５日は午前１０時から病院に対する聴聞会が行われ
徳洲会グループの能宗克行事務総長と病院の代理人の
弁護士ら合わせて１１人が愛媛社会保険事務局に入ました。
愛媛社会保険事務局は病気腎移植での診療報酬の請求は不正と結論付けていて
聴聞会では宇和島徳洲会病院の保険医療機関の指定と万波医師ら２人の保険医の登録を
取り消す方針を伝えそれに対する意見を聞くことになっていました。
　しかし　代理人の弁護士らは聴聞会の開催を知らせる通知書にいつ、
誰に行った治療がなぜ　不正・不当な請求にあたるのかなどの具体的な記述がないため、
現段階では十分な反論が出来ないと主張しました。
　また、厚生労働省の職員が聴聞会に立ち会っていることについて行政手続法上
認められていないと主張、聴聞会は１時間半ほどで実質的な審議のないまま終了しました。
　愛媛社会保険事務局は、厚生労働省の職員の立会いは違法ではないとしながらも、
議論が平行線を辿り、適正な聴聞は続けられないと判断したため延期したと主張しています。
　なお、聴聞会は５月１９日に開かれる見通しです。