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七国峠の たまご    -小林養鶏農園-

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たそがれの写真家@ Re:猛暑と大雨 そして秋(11/01) お久しぶりです。 最近の異常気象は本当に…
2006年04月07日
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カテゴリ:自然卵
「鶏って何を食べているのですか?」 時折、受ける質問です。


お客様でペットで残飯で飼っている方もおいでですが、「いい卵にならないけど、どうしてでしょう」という質問もあります。人間で考えれば、おわかりでしょうけれど、残飯で元気に生きていけませんよね。必要な栄養分が不足するからです。そこで、お客様にはペットショップでの鶏用のえさか、農協などで販売している業務用の「配合飼料」をお勧めしています。


 さて、養鶏場では、どんな飼料を与えているのか、今回のテーマです。

 飼料には、「配合飼料」と「自家配合飼料」の2種類あり、養鶏場の方針でどちらかを使っています。


◎「配合飼料」

 必要な栄養成分となるよう、いくつかの原材料を配合してつくられたもので、飼料メーカーから多くの製品が出ています。ドッグフードをお考えになれば、どんなものか想像がつくでしょう。大手の養鶏場で採用しています。10トントラックで配送していて、ものすごい量です。

◎「自家配合飼料」

飼料メーカーの配合によらず、独自に成分を考え単品で調合しているものです。当園は、こちらです。


 では、一般的な配合飼料の成分です。ここでは、採卵用の鶏(レイヤー)の成鶏(大人の鶏)に与える「成鶏用配合飼料」の配合割合、原材料、成分、規格です。(鶏の品種や日齢、環境によって変化はあります)

含有する飼料添加物の名称 : ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、パントテン酸、コリン、葉酸、ビオチン、硫酸鉄、炭酸亜鉛、硫酸銅、炭酸マンガンなど
*「飼料添加物」とは、鶏の生命維持、産卵に必要な栄養素のうち、主要原料だけでは不足するビタミン、ミネラル等で、一般にはプレミックス(配合飼料内に予め混入されていること)の形で飼料に添加されます。
配合割合
原材料区分配合割合原材料名
穀 類60%とうもろこし、マイロ
植物性油かす類15%大豆油かす、なたね油かす、
コーングルテンミール
動物質性飼料10%魚粉、肉骨粉、
フィッシュソリュブル吸着飼料
そうこう類5%コーングルテンフィード、米ぬか
その他10%炭酸カルシウム、動物性油脂、
食塩、リン酸カルシウム

成 分規 格
粗蛋白質17.0%以上
粗脂肪3.0%以上
粗繊維5.0%以上
粗灰分13.0%以上
カルシウム2.8%以上
リ ン0.5%以上
代謝エネルギー2,800kcal/kg以上


配合飼料は必要な栄養成分が含まれ、安定して産卵を維持し、低コストなどの特長があります。とにかく安く多く産卵し病気にかからない、そのために多くの添加物が配合されているわけで、鶏を、卵を産む機械と考えています。それでいいのかというのが当園の立場で、安い素材は、それなりのものにしかならないし、添加物の影響も無視できません。なんで、こんな添加物が許可されるのか不思議なものもあります。しかも残留農薬を考えると、きわめて危ない状況だと思います。そんなことで当園は、すべて単品で安全なものを全国より仕入れています。見学になった方の言葉です。「おれよりいいものを食ってるなあ」。


 食品は安全が第一なのに、コストが最優先。何年か前に牛乳の事件がありました。価格決定権がスーパーにあり、この値段で売りたいとして生産者に強要するため、やむをえず生産者は危ないものを使ったり安くする方法を考えるわけです。スーパーは「安いよ~」と宣伝しても、「でも、危ないよ」とは言いません。卵は牛乳以上に危ない世界ですが、裏話は、またの機会に。



そんなことで、添加物を使わない自然卵をいかがでしょうか
プロ卵の写真自然卵160個





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最終更新日  2006年04月08日 06時28分03秒
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