旅のアルバムようこそ 旅のアルバムへ こちらは「小笠原伯爵邸」を紹介しております。 どうぞ ごゆっくりご覧下さい。 この建物は昭和2年(1927年)、礼法の宗家で有名な小笠原家30代当主・小笠原長幹(ながよし)伯爵の本邸として完成しました。 代々小倉藩を治める大名の家柄だった小笠原家所有の敷地面積は竣工時20,000坪余り。今なお約1,000坪の敷地面積を誇ります。 設計は大正・昭和前期の和洋折衷様式を得意とした曾禰中条(そねちゅうじょう)建築設計事務所。 他の代表建築物に慶応義塾大学図書館(明治45年)や日本郵船ビル(大正12年)があります。 パンフレットの資料には大正14年9月の設計図面が掲載されています。 玄関の天井のキャノピー(外ひさし)は葡萄柄が一面にモチーフとなっています。 摺りガラスが上品です。 エントランスです。 パティオ噴水の彫刻です。 30代小笠原家当主・長幹自信の作といわれています。 パティオから階段を登った二階屋上のテントです。 富士山の景観を背に、週末にはテントを張り、屋上でのパーティーを楽しんだそうです。 二階から撮った喫煙室の外壁のタイルのアップ画像です。 素晴らしいですネ! お庭です。 ガーデンウエディング用のテントです。 パーゴラにバラが絡んであります。何色のバラが咲くんでしょうかネ。 その隣はコンクリートの塀ですが、裏のバラを借景に素敵なペイントをしています。 噴水です。 こちらも奥にみえる西洋風の建物はペイントです。 世界遺産のチェスキー・クルムロフとまではいきませんが、いわゆるだまし絵という技法ですね。 パン焼窯です。かわいいですね。 建物の修復中に新しく作られた焼窯で地下のボイラーの鉄蓋をそのまま使い、 目には喫煙室の外壁の花のタイルをはめ込んであります。 かつて住む人もなく、廃屋のようになっていた館を信念を持って当時のままに蘇らせたエネルギーが素晴らしいですね。 |