マーラー復活ドキュメント<その2>
8/6。さて、いよいよサントリーホールでの復活。この日の集合は朝の10時。今日は夫のいかりん&うちの母も観に来てくれる。気合を入れて朝6時に起床。バタバタと準備をし、サントリーホールへと向かう。発声練習には、メサイアや南極交響曲でお世話になった辻先生がご指導してくださった。辻先生がいらっしゃって、コーラスメンバーからも歓声が上がり、気持ちも上々。心地よい気分で発声練習をしたあと、ゲネプロへ。今回のステージでの立ち位置はP席。今回は通路、ではなく、座席です。思わずお隣のメンバーの方と、「やっぱり座席はいいですねー」と声を掛け合ったあと、ゲネプロ。飯森さんの細かな指示、オケメンバーも必死です。川崎のゲネプロの時、コーラスは生々しい、といわれ、もっと明るく、でも軽すぎず、上を意識しながら歌う。休憩時間は同時期に入ったコーラスメンバーと一緒にホールの外へ。スタバでお茶してきました。私は不良団員なゆえ、出席率が悪いくてあまりお友達がいなので、彼女たちからいろいろな情報を頂く。お一人の方は外資系にお勤めの方、もう一方はピアノ&歌の先生でいらした。私もちょっと自己紹介。少しお近づきになれた。さて、そうこうしているうちに本番準備へ。今回、モーツァルトを歌われる方もいるので、(私は歌わない)モーツァルトを歌う方のみの練習もあり、本番。モーツァルト組は舞台へ、その間、復活オンリー組みは控えで待機。控えからは舞台の様子は全くわからない。お客さんの入りはどうなんだろう??しばらくした後、モーツァルト組が控えに戻ってきた。さぁ、いよいよマーラーだ。復活の並びを組み、いざ出発!P席裏に待機。そして・・・さっそうと舞台へ。をを、いかりんとうちの母が見えるではないかー。そして静かに座る。座席があるのがうれしい。・・・舞台が明るくなり、オケメンバーが入り、Aの音を出す。コンマスが仕切る。飯森先生の登場。さぁ、復活だ!第1楽章:ハ短調 4/4拍子 アレグロ・マエストーソ重々しく、弦楽器が入る。。。熱いマーラーが鳴る。2台のハープも活躍。長い楽章だが、迫力の部分とハープがうららかに鳴る部分、魅力たっぷりである。第1楽章終了後、飯森さんはもうすでにすごい汗。指揮台から降り、汗をぬぐい、時間をとる。第2楽章:変イ長調 3/8拍子 アンダンテ・モデラートかわいらしく始まる2楽章。後半は弦がピッチカートに。第3楽章:ハ短調 3/8拍子 3部形式のスケルツォティンパニの音に始まる3楽章。ムチ?の音も響いていました。第4楽章:変ニ長調 4/4拍子 原光美しいアルトソロに始まる4楽章。メゾのラナーダさん、切々と歌い上げる。きれい~。本当に救いの光がスーッと見えてきた感じがする。第5楽章:変イ短調 3/8拍子 アンダンテ・モデラート。。。壮大なスケールで始まるフィナーレ。バンダも舞台袖から高らかに聴こえてくる。最後のオケの盛り上がり部分でスッとコーラスが立つ。ライトがコーラスに当たる。そしてミステリアスに入ってくる。「Auferstehn, ja auferstehn ~ 」ソプラノの美しい声・・・。そしてクライマックス。大合唱~。今回は燃え尽きました~。とてもすがすがしい復活でした。お客様からブラボーの歓声を頂き、大成功。大喝采。感動的~!★尚、楽器編成は以下のとおりソプラノ独唱、アルト独唱、混声合唱、フルート4(ピッコロ持ち替え4)、オーボエ4(コール・アングレー持ち替え2)、クラリネット3(バス・クラリネット持ち替え1)、Esクラリネット2(うち1人クラリネット持ち替え)、ファゴット4(コントラ・ファゴット持ち替え2)、ホルン10(舞台裏にホルン4)、トランペット10(舞台裏にトランペット4)、トロンボーン4、バス・テューバ1、ティンパニ2、シンバル、タムタム(高音)、タムタム(低音)、トライアングル、大太鼓、小太鼓、鞭、グロッケンシュピール、テューブラーベル3、舞台裏に打楽器(ティンパニ1、大太鼓、シンバル、トライアングル)、ハープ2、オルガン、弦5部飯森さんが各ソロを演奏した方々を激励、最後にコーラスも起立してお客様の温かい拍手を受ける。・・・といった感じで、無事にサントリーホールの舞台を終えることができました。オケのみなさま、コーラスの皆様、飯森先生、事務の方々、その他多くの方々、感謝いたします。ありがとうございました!!