|
カテゴリ:日記
おじいちゃんの住んでいた村には村人が集合。
おばあちゃんはおじいちゃんのお気に入りの服などを選びに(お墓の横で燃やすらしい)家に戻ったのだけれど、その間に、ワゴンの前では、儀式の準備が着々と・・。 ダンボールにセットで届けられた、儀式用の食べ物がどんどん並べられていって、あっという間に、ゴザもひかれ、準備完了。ハエのよってくる中だったけれど、親戚一同のお辞儀の儀式始まり・・。 私は残りの人きてください、みたいな所まで関係なく、決められた順番で淡々と儀式は進んでいく。 ところで、オッパはどこへ行ってしまったんだろう・・。そんなことも思ったのだけれど、私も結構精一杯だった。 おばあちゃんが帰って来た時には、大体終わっていて、やっぱり女の人はあんまり関係ないらしいと、実感。そして、ものすごいスピードで撤収。またワゴンに乗せられた。 村人にはお弁当が配られていたので、私達も食べるんだと思い期待して除いたら、なんと、子供の食べるようなお菓子の詰め合わせだった。こんなのでお昼の代わりにするんだろうか・・。チョコパイとか、バナナとか、羊羹とか、なんだか体に悪そうなものとか。 お墓に向かう車ではコモも静かだった。狭い道路を登っていって、とうとう着いた。 ここで私、二度目の後悔。 さっきから、皆のクツが運動靴になっていて、しょっちゅう履き替えろと、言われてたんだけれど、まさか、お墓のあるところがそんな山の中にあるとは思っていなくて、気にしてなかった私。着いて、衝撃。道はあるのだけれど、険しいし、お墓に着いたらお墓のあるところまでなんだか絶壁並みの坂(笑)。ヒールで一生懸命上りました。 ここで、シャー時姿のオッパと妹の旦那さん発見。 どうやらお墓をほる手伝いに借り出されていたらしい。村人も数人参加してた。 お墓はショベルカーで掘られてて、なんだかすごい光景だった。 お棺を埋めるときも開けて挨拶とかなかったので、なんだかとってもあっさりしてた。年によって参加してはいけないらしく、あと順番に土をかけなくちゃいけないので、サムチョンの呼び出しが続く。私はなんだか入りきれなくて、外から見るだけ。 とても暑い日だったので、女の人も男の人も帽子かぶったり、タオルを頭に載せたり。私も顔が焼けると、タオルをかぶされた。チマチョゴリのおかげで暑さはかなりの物で、あせだぐの私。ちょっと日陰で休んだりしながら、スンモの動きに注意。 お昼の時間になって、食事が運ばれてきた。そう、さっきビニールに詰めてたおかず達。そして発泡スチロールから出てくるご飯と豚肉とユッケジャン。これ、9時から今まで(1時)外にあったってこと?ちょっと恐ろしい・・。キムチは結構熟してしまってたし、他のおかず(恐ろしいことに刺身みたいなのもあった)も匂いがするものはスンモが除去。私は一回用のお皿をばらすのに必死。すごかった。 でも、お腹が減っていて、どうにもならないので、とりあえず食べた。まるでピクニック。そのうち、お墓の後ろで火がつけられ、おじいちゃんの服などが燃やされ始めた。 私達はバスの時間もあったので、おばあちゃんと一緒に早退することに。すみません、なんて言いながら、帰ろうとしたら、コモに服を脱いでいくように言われる。シオモニも知らなかったらしいのだけれど、着ていた白いチマチョゴリは葬式の時に、一緒に燃やすらしい。急いで脱いで、なんだか汗でベタベタの状態で、ヒールで一生懸命降りた。 妹の旦那さん(病院で働いてる)がおばあちゃんに点滴をしてあげて、それを待ち、4時のバスに乗るために出発。 20分前に着いたのに、バスは全部売り切れで(日曜だったから?)、次のバスも1席しかない。仕方がなく、近くのカンジュまで出て、そこから乗り換えることに。 カンジュでそれぞれ自分の家に近いところまでのバスのチケットを何とか買って、やっと一息。 ものすごい疲れたけれど、やっぱりどう考えても妹の旦那さんが一番かわいそうだった。だって外家族の外家族で関係なんて0に近いのに、お墓掘る手伝いまでさせられて・・。私はというと、なんだかありがたがってもらえなかったけれど、気分的には言ってよかった感じ。これで、少しはアピールできたかな。 なんだかすごかった葬式。これも一つの体験だと思って、今度はもう少し、手伝えたらなんて・・。久しぶりにとても長い2日間でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
|