＝ぽちゃんまちゃ＝in incheon

私の夫は学校の先生。先生に対する考えの文化の違いというか、こっちに来て、驚いたことが沢山ある。私は女子高だったので環境も違うと思うけれど、日本ではあまりないと思えることは、例えば、生徒から先生の携帯に電話がある。生徒の親からもかかってくる。学校を休む時にかけるのは学校ではなくて、先生。あと普通に携帯で先生と写真を撮る。

韓国で先生というと生徒の親などから贈り物があったりするのだけど、もちろん生徒からも贈られる。クリスマスや卒業のシーズンには読んでる私がドキドキするくらい、感謝の言葉でいっぱいのカードと一緒に小さい贈り物。ペペロデー（ポッキーの日）にはペペロ、バレンタインにはチョコ。最近は高３の担任であまりないけれど、私が来た時は教科担任だったので、ペペロデーには５つくらいもらったりしてた。メッセージの文字なんかも可愛くて、ちょっと妬いたりした（笑）。

そして、高３の担任を始めて３年目。最近増えてるのは、卒業生の訪問。もちろん中には去年の卒業生で浪人の子とかもいるのだけれど、大学生になって、余裕ができたりして、会いに来るらしい。去年も年末そうだったけれど、卒業生と食事をしに行ったり（もちろん支払いは夫）、なんとお酒を飲みにいったり。で、もっと驚くのが相手が女だってこと。いや、日本じゃありえないと思う、このシチュエーション（笑）。高校の先生が卒業生の女生徒とお酒を飲みに行く・・。日本じゃ犯罪に近いんじゃないだろうか。ま、日本では逆のパターンにしろ先生に会いに行って、食事に行こうとする卒業生もいないと思うけど。

で、今日も、卒業生と食べる予定だったのだけれど、なんと予定が変更し、ソウルで会うことに。近くなら私もわかるのだけれどソウルと言うと、見えないところになってしまい、ちょっと複雑。しかも、私がソウルにいて呼んでも出てこない夫が生徒の呼び出しに応じるとはどういうこと（笑）？呼ぶ生徒も生徒だと思う。妻がいる先生だから会うのだとは思うのだけれど（これも驚いたこと、未婚者には近づかないらしい、安心だから？）、近くで１時間とかならまだしも、ソウルで夜ご飯までって・・。しかもさっき電話したら手作りクッキー持ってきたらしいです。先生の妻として理解してるとはいえ、なんだか複雑で微妙な韓国社会。彼も帰ってくると、めんどくさいし、疲れたというのだけれど・・。なんだかね・・。断れないのも辛いって？妻としては複雑です。