韓国に来て満4年。
先輩の在韓奥さんに、3年過ぎると少しずつ楽になるよぉと言う人が結構いたけれど、そうかもしれないと思う。去年は自分でも心も体も少し軽い1年だった。友達や家族には会いたいけれど、日本にしょっちゅう帰りたい苦しい感じはなくなった。切迫した帰国願望よりは、自分の住んでた実家に帰る軽い気持ち。日本食も手に入りやすくなったからか、韓国料理に慣れたのか、ないと生きられないような恋しさはなくなった。自分で何とか似たものを作る方法みたいなのも見つけられるようになったし。贅沢言わなきゃ韓国でも結構住み心地の良い生活が出来るようになってきた。それだけ、韓国の生活に慣れてきて、根付いてきたんだと思う。
去年、翻訳の資格を取ったのも大きかった。もちろん大学は出てないから、その資格一つで楽に仕事が見つけられるわけではないけれど、1年の成果が出せたのは自信に繋がった。自分のこれから住む国がここでがんばった努力や自分の可能性を認めてくれるだけで、ちょっと嫌だった国に愛着がもてたりする。もちろん、大学卒業にこだわって雇ってくれない社会の仕組みには不満も多いけれど。それでも、自分の能力を何かで証明できるって嬉しい。
去年は習ったものの脈が一つもなかった出張フェイシャルマッサージを偶然知り合った人からの紹介で1年近くも続けることが出来たし、知り合いからの紹介で通訳をして自信もつけられたし、ちょっぴりだけれどこの国で自分に出来ることが増えてきたから、楽しくなってきたのかもしれない。今年は知り合いの韓国人アジュマ達に頼まれて近くの住民センターでフリートーキングのクラスを始めたり、知り合いの頼みで翻訳をしたり、滑り出しはいい感じ。欲は出さないで、自分が楽しんで仕事が出来たらなぁと思う。
韓国生活5年目。まったく0からの韓国生活だったから毎年心の変化も激しいけれど、しんどかったり苦しくても、結構その国の環境に慣れるもんだなぁと不思議な感じ。もちろん1人ならこうすんなりは行かなかったはず。主婦としてはまったく成長しない私をやさしく受け止めてくれるオッパに感謝。今年は主婦もがんばらなくちゃなぁ。って、毎年言ってる様な気もする(笑)。
お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
もっと見る