061092 ランダム
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`∀´)ニヒヒヒ…

「インナー・スペース」

映画「インナー・スペース」
                            脳天直下雷蔵

たしか、85年か86年どちらかの、その年の暮れぐらいに上映していたと思う。*゚ー゚)
人間の体内に小さくなって入り込むっ、てな内容だったはず…。
(もっと前に、似たような映画でミクロの決死圏てのもあった)
はずっていうのも、映画館に観に行ったのに全然見ていないのだ。´∀`)あはは…


それは、忘年会の帰り。
酔い覚ましに(車を運転して帰るから)映画でも観て帰ろうと、
会社の一つ年上の先輩のHさんと二人で観に行ったのだ。゚∀゚)


俺は別に、興味のない日本映画でも、ポルノ映画でもなんでもよかったが、さすがに生真面目なHさんに、
「いいのやってますぜ、お客さん。ぐへへへ…」`∀´)<<<
てな訳にはいかないので、無難な選の映画、「インナー・スペース」を選んだ。
(Hさんが見たいっていったかも…)
とにかく、生真面目が服を着て歩いてるような人だった。 ̄ー ̄)


俺とカズ君(会社の後輩)が下ネタで盛り上がっていて、
「脳天さん、あそこプロペラのように回せます~!」
「おう!回せる!回せる!ちぎれるまで回せる!」
「うひゃ、ひゃ、ひゃ、ひゃ!」(俺とカズ君)
てな事を側で聞いてても、全然乗って来ないどころか、
眉ひとつ動かさない堅物だった。
(゜∀゜)あらま?


とにかく、この堅物君を連れて、映画館に行った。 ̄ー ̄)

しかし、俺はその時けっこう飲んでいて、これは絶対「寝るな」と、確信したので、´Д`)

「Hさん、もし寝たらすいません。イビキをかいたら叩き起こしてくださいね。´∀`)へへ…」
て、映画館に着いて、入館前に言った。

「うん!大丈夫。寝てもいいよ!僕は心配ない。イビキ?ちっちゃいんでしょ。少し位なら起こさないから」
と、酒が入ってるせいか、いつもより口が軽かった。

「でも、Hさん、眠たくならないんですか?」゚∀゚)<
Hさんも随分飲んでいた。

「僕は平気、平気!絶対寝ないから。脳天君、寝てもいいよ!終わったら起こしてあげるよ。」
と、真っ赤な顔で、やさしい言葉をかけてくれた。

よし!せっかく高いお金を払って観るんだから、絶対寝ないぞ!Hさんにも恥ずかしい思いをさせてはいけない!゚∀゚)/
と、堅く心に誓って、頬を両手で叩いた。*゚ー゚)

「でも、脳天君イビキかくんだ。」
窓口でチケットを買いながら聞いてきた。
「Hさんはイビキかかないんですか?」(゜∀゜)?

切符切のおばちゃんが、「ちょうど始まるよ」って言った。

「うん、僕は絶対かかない!」


中に入ると、二十人位居た。
カップルや、友達同士、中には女性のグループもいて、
「インナー・スペース」を楽しみに観に来てるんです!ってな雰囲気を漂わせていた。

俺とHさんは、ちょっと後ろの真ん中の席を選んだ。
(Hさんが真ん中がいいと決めた…)


「やっぱり…無理かも知れない…眠いっすわ…」´Д`)
俺は椅子に座りながら、Hさんに小さな声で言った。

館内の暗さがいっそう眠気を誘った。
その時はMさんは無言だった。


幕が上がり、予告が始まった。
来月は「ラ・バンバ」がいよいよ大公開!てな感じで予告を上映していた。

しかし、案の定、睡魔がやって来た。´∀`)ああ…来たか…。
上の瞼と下の瞼が、ゆっくりゆっくりくっつこうとしていた、

その時、

「ぐごごごご~!」

何処からか、野獣の雄叫びのようなイビキが聞こえて来た。

…?

ククク…`∀´)凄いイビキ… ̄m ̄)ぷ!恥ずかしい奴…

誰だ?゚∀゚)

俺は身体を起こした。

Hさんであった。゚Д゚)<<<

はぁ?

あれほど、「寝ないからね!」

って、言ってたくせに…ヽ(`Д´)ノ

一番に寝てやがる…´Д`)トホホホ…。

廻りのお客が迷惑そうに、こっちを見た。

俺は慌てて、
「Hさん!Hさん!起きて!」
「ぐが~!ごが~!…?」
起きた。゚Д゚)

「Hさん、イビキがうるさいすよ…」´∀`)
小さな声で言った。
「ん?僕?…寝てないよ!」・∀・)?

はぁ?゚Д゚)?
「寝てました!ぜ~たい寝てました!」`Д´)
呆れながら言った。

「うん…あ、そう…バタ、ぐが~!ごおおお~!」
また寝た。゚Д゚)<

「ち、ちょっと~Hさ~ん。起きてくで~~~~~~!」

……。

俺もいつのまにか寝ていたらしい…。

「ぐあ~!ごお~!ぐががが~!」

「き~!ぐお~!げががが~!」

俺が高いパートのファルセット、
Hさんは低いパートのバスを担当していた。

「きゅ~るるる~」
「ごごごご~~~!」
「き~~~~~ぃぃぃぃ!」
「ががががぁぁ~~ぐぃ~!」

映画館はさしずめ二人の音楽会になった。 ̄ー ̄:)

二人の素敵なハーモニーは、掃除のおばさんが起こしに来るまで続いたとさ…。

(゜∀゜)あらま?



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