瀬戸のタイタニック俺は、宇野発-高松行きフェリーに乗船していた。他の乗客は、乗船時に運動会のかけっこのように、我先にと走ったが、 俺は 「ふっ…そんなに慌てて何処へ行くんだ…船は逃げやしね~よ…」 と、余裕のよっちゃんをかまして、亀よりも遅い足取りで客室へ登って行ったが、 …?! 座る処がナッシング~全然ナルトマキ…(T⌒T) きれいに満席…大入り袋だ。 船は逃げないが、席は逃げたようだ…。(T⌒T) (ま、足腰が鍛えられて良いわい!) 強がりを決めた俺だが、ちょっと…いや、かなり後悔した…。 これがホントの航海…なんちゃって~(゜∀゜)/ 仕方ないので、船上の甲板に出て、潮風にあたっていた。 ̄ー ̄) …拷問のように寒かった……(T⌒T) こりゃあ~このままここに居たら、高松へ着くまえにあの世へ着きそうと思ったので、 足をガクガクさせながら階段の所へ行きかけたとき、 今にも海に飛び込もうとしている女性を見つけた。 ゚Д゚)! 俺は叫んだ! 「ローズは生きたぞぉぉぉぉぉぉ~!」 女性が振り返った。 ? 俺はもう一度大きな声で、 「タイタニックを観たかぁぁぁぁぁ~!」 と、叫んだ! 不思議そうな顔をしながらも、その女性は言った、 「ディカプリオは太り過ぎてガッカリよぉぉぉぉぉ~!」 …゚Д゚)<ガ~~ン! 言いえて妙…。 返す言葉がないとはこの事だ…。 あんた… 逝ってよし! ̄ー ̄) するとその女性は、 「お先に失礼すます。ではごきげんよう~涅槃で待つわbyあみん!」´Д`)/~ と、海に向かってダイブした。 !?(ま、待てよ!冗談はよし子さ~ん) ダァー! 俺は走った! 中学時代、伊達に野球部で玉拾いを3年やってたわけじゃないぜ! スタコラセ、ヨッコラセ。 超~素早い足取りで、女性の足をガシッ!と掴んだ。 きゃ~! 女性は危機一髪助かったが、スカート総まくれで、下半身丸出し、 死ぬ程恥ずかしい格好になっていた。 「離して~!お願いだから~離して~!」 「死ぬな~ローズ!生きるんだ~ロ~ズ!」 「分かったから!離して~!生きて、生きて、生き抜くわ~ 200歳になっても生きてやる~!殺されても生きてやる~!!!!」 「!お前はなんて凄い女だ~!200歳でも生きれるのか?! 殺されても生きてやるなんて、何て凄い女なんだ~ぁあああ!」 「ジャッ~クゥゥゥゥ~!」 「ローズゥゥゥゥゥ~!」 BGM♪<タイタニックのテーマ> こうして、僕(ジャック)と女性(ローズ)は出会った。 |