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`∀´)ニヒヒヒ…

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2006.09.24
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カテゴリ:パチンコとお話し
今回のは長いよ(笑)


「パチンコ連れて行ってくれん?」

日曜の朝、起きてみると嫁の義兄が立って居た。
時刻は8時過ぎ。
本当なら、県北の片田舎に居るはずの義兄がニコニコしている。

俺「はぁ?パチンコに行くって…マジ?」
彼は生まれて数十年、一度もパチンコってやつをやった事がなかったのだ。
一週間に一度は行く俺とは天と地ほどの差があるのである。

義兄「マジ、マジ」
嫁「連れて行ってあげりゃえーが」
義兄「そうそう、先生お願いしま~す♪」
頭をペコリンと下げる。
義兄は性格が素直で、ちょっと憎めない人柄なのである。
流石、田舎育ち(笑)

俺「…金持ってる?結構金掛かるっすよ」
義兄「へへへ、今日はたっぷり持って来たよ~ん♪15000円!」
俺「たっぷりって…それじゃあ~30分しか持たないっすよ…」
何年前の相場だよ…。

義兄「え?ダメ?」
嫁「ま、良いんじゃない?社会勉強と思って。あっと言う間に負けたら、ここに帰って来れば」
義兄「…」
俺「そうだな。じゃあ、車2台で行こう。もし俺が負けても勝ってに帰れるから」
義兄「…はぁ…」
俺「じゃあ、早速行こう!」

俺は元々連れパチは嫌いなのである。
自分一人で打つのは気楽だが、連れが居るとそいつのことばかり気になって、自分の台に集中できないのである。
それと、今まで何回か知り合いと行った事があるが、一度も勝った事が無いのである。
なんか、自分の運をそいつに吸われている様に感じて…
ま、オカルトなんだがな(笑)

とにかく、今日は仕方ない。
このど素人を連れてパチ屋にGO!

パチ屋に着いた。
車をそれぞれ駐車したあと、パチンコの確率の仕組みを義兄に説明した。

俺「低確率の台は当るのが大変だが、運が良ければ馬鹿勝ちできるっす」
義兄「ほぉお…」
義兄の口元がちょっと緩んだ。

俺「でも、当ってなんぼのパチンコだから、高確率の台を打とうか?」
義兄「はぁ…よく解からんないんでヨロシク」
俺「じゃあウルトラセブン打つ?」
義兄「はぁ…よく解からんないんでヨロシク」
俺「1/500の確率だから5万円使っても一回も当らないけど良い?」
義兄「…嫌」

で、俺が良く打っている「ビックリマンST」1/87に決定した(笑)

俺「じゃあ、俺がここに座るから、にーさんはここに座って」
初心者に説明する為に、並んで打てる場所を選んだ。

俺「このビックリマンは、偶に左右からシールパーケージが流れて来るから、すかさずこのボタンを押して、中のシールを出して」
義兄「…シール?」
俺「そう、シール。え?ビックリマンって知らない?ほらほら、ロッテが発売していたビックリマンチョコ。中に中々手に入らないキラシールが有って、マニアが欲しがったりした」
義兄「…知らんなぁ…」
う~ん…流石田舎育ち(笑)

俺「兎に角、ここのボタンが光ったら押せば良いから」
義兄「…了解」

俺は、お金を台横にあるサンドに一万円入れた。
義兄も恐々、俺の真似をして一万円を入れた。
この店は一万円まで現金を入れれる様になっていて、俺はいつもこうやって打っていた。
千円分の玉が上皿にジャラジャラ出て来た。
義兄「おおおお!これがパチンコ玉か」
こんな事に感動する義兄に感動した(笑)

じゃあ、打ちますか!
俺達は打ち出した。

義兄には勝って欲しいが、俺も負けるわけには行かない。
何しろ、何十年もパチンコやってる俺が、初心者の義兄に負けたら格好がつかないわな。


(ま、俺の実力を見せ付けてやるか!あははははは!)
(…でも、ビギナーズラックってのもあるからな…)
(いや、まてよ…連れパチは勝った事が無かったんだっけ!)
(もしかして…今日は俺はボロ負け?…いやだ!嫌!やっぱ断われば良かったのかぁあ?!)

何てこと思いながら打っていると、
義兄「…そっちは良いな~ぐるぐる回って…」
義兄がこっちの台を見ながら羨ましそうに言った。
俺は義兄の台を見た
! 全然回って無い!
見ると右の方に思いっきり打って、明後日の方に玉が飛んでいた!
俺「ノー!ノー!ここ、ここ!ここを狙って!」
俺は打つポイントを指して調整させた。
義兄「あ!回った!回った!」

そうだった、彼は超初心者だった。
ボタンやシールの説明の前に、まずはパチンコの歴史から教える必要があったのだ(笑)

何とか回りだして一安心して、俺も自分の台に集中していると、
義兄「なあ、なあ、何やら変なおばさんが出て来たけど…??」
義兄が自分の台を見ながら言った。
俺は彼の台を見た。
!な、なんと激熱のキャラが出現していた!
(マ、マジかぁああ?まだ千円しか使ってないのに!)
(俺なんか義兄の倍回転してるのに、なーんも出ない)
しかも、信頼度の高い対決リーチに発展した!
(…ふ…こりゃどーみても当ったな…)
俺「当ったわ。手を離しても良いから」
義兄「…え?当った?やった~♪」
そして、それは無事に当り、楽しそうに打つ義兄。
で、5ラウンドで終了。
義兄「え?これでお終い?こんな箱が大きいのに、玉これだけ?」
俺「…ふっ…さっき説明したじゃないすか。確率が良いやつは球が少ないって。この当りを多く繰り返して、チビチビ玉を増やして行くって台なんすよ、このビックリマンわ」
義兄「…ふ~ん」
俺「それと、この台の本当のお楽しみは、この後の4回転にあるから」
義兄「!?お楽しみ?な、何?」
俺「4回転だけ確率が10倍アップして、当りやすくなるんすよ♪」

すると、
台「チャンスじゃ~!」
外れ。
台「チャンスじゃ~!」
外れ。
台「チャンスじゃ~!」
外れ。
台「チャンスじゃ~!」
外れ。
4回転終了
台「い~く~ぞ~!」

俺「残念でしたね~今回はスルーされたみたい」
義兄「な、なに?!終わったの?もう当分当らないの?」
俺「いや、通常に戻っただけで、運が良ければ直ぐに当りますよ」
義兄「おお!そうだったのか!頑張るぞ!」

(ま、そうは言ったもの、そんな簡単に当ったら俺なんか連戦連勝だわ。1/87とはいえ中々当らないからな…あはははは!それよりも、そろそろ俺にも熱い予告がこないかな…)

てな事を思ってると、
義兄「あ!真っ白ものが出て来た!」
義兄の時短中の台に銀のパッケージ登場!
マジかよ!?

俺「あ!押して、押して!」
俺が義兄の台のボタンを指差して、押すように催促した。
義兄は慌てて、あっちこっちの箇所を押した。(笑)
結局、パッケージからはシールが出てこず、奥に消えて行った。
俺「ここ、ここ。打つ前に説明したでしょ?このボタンを押すんですよ」
義兄「ああ…焦ってしまって…あは…」
でも、それが普通に当って2連荘。
その後も激熱の4回転はスルーされるのに、時短中にまたもや当って3連荘した。
で、箱がパンパンになった。

義兄「面白いな~パチって。あはは!」

俺「そりゃ良かったっす…」

その後も義兄の台は調子良く出て、俺の台は…

(やっぱ連れて来るんじゃ無かったな…シクシク)





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Last updated  2006.09.24 21:48:11
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