26 Loeven St様々な事件があった、最初のシェアハウスを追い出されオレは途方に暮れていた。トホホといった感じ。そこで、無理矢理に探して見つけたシェアハウスがここだった。 一時的に住んで、仕事が落ち着いたらまた探すつもりだったから寝られればどこでもよかったの。 期限ギリギリまで仕事の休みがなかったのでシェアハウスなんて探す余裕なんて全くなかったため人脈を使って探してもらった。 下見もせず、家賃の安さと場所がよかっただけで決めた。 そこに引っ越すことを仕事中に友達との電話で決め、仕事後に速攻で引っ越した。 ここまでの所用時間たったの4時間。 4時間で引越しのいっさいがっさいを済ました。 超スピード引越し。 日本でこんなことするのを“夜逃げ”と呼んでると思う。 でも、オレは夜逃げじゃない。 優柔不断な性格ではないのだが、こんなにも物事を早く決断できるようになっていた自分に賞賛した。 しかし、友人はオレを“無謀”と言った。下見くらいすべきだ!と。 スーツケースといくつかのダンボールを持って、新しいシェアハウスの前に立ったとき、友人の無謀という意味がやっとわかった。 あちゃ~・・・ きたねーよ! こまったね。今までいいところに住んでたからねー。 外観はこれでも、中に入ったら意外ときれいかも? そんなことない・・・。 むしろ予想以上に汚い。 キッチンなんて、どうやって料理していいのかわかんない。 オレは料理好きだが、このときここで料理することはない!と3秒で決断することが出来た。 シンクは狭いし。どれがコンロで何が何だかさっぱりわからない。 電子レンジなんて使えるか疑問だった。 ダンボールいっぱいに入ったオレのスペシャル調味料セットを部屋の奥に封印した。「2週間後に会おう!おまえらの出番はここではない!」と最後に言葉を残して・・・。 さあ、一番の問題はシェアメイトだ! あまりにも気の合わないシェアメイトが6人いた。 韓国人が3人と日本人が3人。 どいつもこいつも気が合わない。 たぶん、悪い奴ではないのだろうが初対面で敬語を使えない日本人は嫌いだ。 そういう奴らだった。しかもオレより年下。 オレが敬語で自己紹介してるのに、タメ口でチャラチャラしてた。 ぶっ殺してやろうかと思ったが、まあいい。 オレはケンカが強いわけじゃない。 しかもタメ口にキレてもしょうがない。 まあ、そんな感じで始まった第2のシェアハウス。 たった2週間しかいなかったが、ここではワーホリ生活で一番ひどい事件が起きた。 精神的にやられた。 つづく ジャンル別一覧
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