時代ジオラマ「梅雨の鹿児島」
維新ふるさと館は子供たちに明治維新をわかりやすく説明する事を目的としているようで、見て楽しむ、触れて楽しむ設備が多くありました。映像クイズなどもありましたよ。そんな中でも見て楽しめるのは時代ジオラマでした。単純なジオラマではなく三次元立体映像付きのストーリー形式。明治維新前後の文化をわかりやすく説明してくれていますが子供には少々難しいでしょうか。もちろん鹿児島ですから西郷さんの最後のシーンもあります。西南戦争は明治維新後の勢力分布を大きく左右した日本最後の内戦ですからね。このジオラマはどちらかといえば明治維新後から西南戦争までの時代を描いているようです。司馬遼太郎先生の小説で言えば「翔ぶが如く」の時期ですね。この小説は最初の頃が少々冗長で読む力を必要とする歴史小説ですが、構成はさすがとしか言いようが無く、まさにNHK大河ドラマ向け(事実1990年の大河ドラマになりました)。明治維新が大好きでなければ読むにはきつい小説ですから、やはり最初は「竜馬は行く」から(笑)