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イベントにおける切り札。
最後になるが最大の武器。最後の賭け。 だが本当は禁じ手であるべき手段。 それは締めの企画者の独白であると、 最近良く考える。 イベントで立てた自分のシナリオが不発し、 自分の思いが参加者に伝わらない。 自分のシナリオの破綻が参加者に不快を与える。。。 そんな歯がゆく、絶対的に追い詰められた状況で 企画者は数十秒だけ独白する。 そのイベントに対する思い こだわり 投資した弛まない努力 そして失敗した今のとてもくやしい思い 期待してきてくれた参加者への後悔の念 そして次回で必ず挽回することへの誓い・宣言。 するとその独白が、その覚悟した企画者の姿が、 シナリオより何より企画者の伝えたかったメッセージを 参加者に送り届けてしまうのではないかと思う。 その事実は、 シナリオの緻密さと膨大さを無視してしまう。 そのわずか数十秒の人間の感情の塊が、 イベントという膨大な理性の集合体を凌駕する。 矛盾。 しかし、そのような『奇跡』が起きるのは、 果てしない思い、膨大な努力、途方も無い思考 を経ているから起きると思う。 なぜならその独白は搾り出すように出したものだから。 泣きそうになりながら出したものだから。 思いを吐くのも逃げ出したくなる。 自分の弱い部分がもろに出ている。 背水の陣。反発されたら終わり。 だけど、最後まで出し切る。 ここで言わないと、二度と伝わらないから。 伝えることができないから。 自分に思いと、それに賭けた事実があるから、 出さない自分が何よりも何よりも受け入れられない。 だから、最後の賭けに出れる。 しかし、それは最も危うい状況でありながら、 自分のメッセージへの自負はいつよりも誰よりも強い。 言葉の筋立てなど考えるまでも無い。 何度も何度も心の中で志向してきたメッセージだから。 心の中で何度も思い返すたびに 何よりも鋭敏に研ぎ澄まされてきたメッセージだから。 そのまま、ありのまま形になる。 『だから』、その独白は伝わる。 このような最後の切り札が出せると、 イベントの前に自分に自信を持って言えるイベントは、 必ず成功すると俺は思う。 これが俺がイベント作る時の最強の指標である。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年08月16日 02時09分28秒
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