隣の席の人が来ない。
先週から隣の席の人が仕事に来なくなりました。
育休復帰から半年近く経ち、まあ、隣の席なので、それなりに迷惑をかけた覚えはあるし、それなりにかけられた記憶もありますが。
来られないなら仕方がない。
休むと言う判断ができるうちに休むのは良いことだと思います。
生きていくのが大事。サラリーマンの仕事なんて金稼ぐ手段の1つでしかないですし。代わりは誰でもなれる。
休むのも勇気がいるし、しがらみが多くて大変ですが、しっかり休んで、もし復帰できたらだましだまし療養しながら働いて、元気になったときに後悔の無いようにしてくれたらいいなと思います。
間に育休をはさみながら、もう20年近くもお勤めしていると、メンタルの不調で長期休業する人を何人も見てきています。男の人多目の印象。
女の人は色々な意味で強いのは確かですが、女の人はメンタルよりも身体の症状が悪化する人が多い気はします。
多分、原因は一緒なんだけど、特に中年以上の女性の中には心が不調なだけでは休ませてもらえずに、身体を壊して物理的に休んでいるのかな、っていう人達が何人かいました。
メンタルの不調も仕事や家庭で培ったしなやかさで、するっと抜け出すように見える方も多いけど。それでも耐えられないくらいの辛い状況で身体まで追い込まれちゃうのかな。
私より上の世代の女性は、正社員を続けるのが本当に大変な環境の中で、私より下の世代が働き続ける環境を勝ち取ってきてくれた恩人です。
育休も制度がない頃から何とか生後2ヶ月の子供を預けて働いてきた人達。尊敬します。もう定年を迎えて再雇用されたり退職されたりしている年齢の方々ですが。
10年以上前になりますが、初めての育休明けで、子供が病気がちで、食物アレルギーも酷くて、次に妊娠した子が流れてしまって、もう何もかも嫌だな、と思ったときに、
「今が一番辛いから」
「もう少しすると楽になるよ」
「私たちを見てごらん、人生楽しそうでしょ?」
と、励ましてくれたのは度々思い出して感謝しています。
もう少しすると楽になるよ、は、まだ感じたことないですが。
あの時の閉塞感からは抜けられたと思います。
皆さん底抜けに明るかったけど、ガンを経験されたり、めまいがひどかったり、肩か上がらなかったり、腰痛でコルセットしていたり。身体は酷使している方ばかりでした。
腰痛は怒りである 痛みと心の不思議な関係 / 長谷川淳史 【本】
最近はうつ病の症状として腰痛も認められるらしい。
本当の自分に出会えば、病気は消えていく「あなた自身の人生」を生きていないとき、人は弱く、不調になる!【電子書籍】[ 梯谷幸司 ]
こちらは、ちょっと怪しい本ですが(失礼)、身体の病気も心が作っていることがある、というのは経験からは納得できます。
自分の辛さは自分しかわからないけど、寄り添ってもらうことで癒されたり、休むことで本当の気持ちに気付けたりする。
何とかなるから、たいていのことは。
だから図太く、ふてぶてしく、自分を優先にしつつ、周りとも仕事とも気楽に付き合ったらいいと思います。
本当に辛かったら仕事に行かなくても問題なし。仕事は代わりがいるから大丈夫。
仕事を押し付けられたら、平社員の私は事故らない程度に適当にやりつつ、出来ないことは出来ないと投げ返せばいいのだし。それを調整するのが管理職だから。
私は私のできることをして、帰宅したら仕事のことは考えません。逆に仕事中は家庭のことも考えないけど。
それでも考えちゃうときには音楽を聴いて、長女の臭いを嗅いで←、ダンスを踊って、物理的に思考を離します。
みんなが幸せに働けたらいいな、と思って働いています。幸せに働いて、幸せに生活をしながらお金を貯めて、幸せな老後を謳歌するのだ。