たくみ研究所

2006/09/25(月)09:24

安倍晋三はなぜ韓国・中国に「弱腰」なのか

その他(48)

某週刊誌に、上記のように、「安倍晋三はなぜ韓国・中国に弱腰なのか」と題した記事が載りました。 この記事のタイトルを見たとき「え!?」と思いました。 どちらかというと安倍氏は「保守派」とか「タカ派」とか言われていますよね。 靖国神社問題その他の対韓国、対中国問題でも、強行路線をとるのではないか、現に、少し経ってから報道されたことですが、安倍氏は今年4月にすでに靖国神社に参拝しており、これは首相就任後も靖国神社参拝を続ける、というメッセージを発したもの―とかいう報道も見たように思ったのですが。 それでその「安倍晋三はなぜ韓国・中国に弱腰なのか」という記事を読んでみると、う~ん、安倍氏は韓国・中国に弱腰、というか、中国側も、靖国カードを切っても日本国内に嫌中感情を広げるばかりでマイナス面が目立ってきて、中国の日本に対する姿勢も軟化してきていること、安倍氏も小泉首相にできなかった、顕著なかたちでの日中関係の改善を狙っている、といった内容で、特に安倍氏が「韓国・中国に弱腰」といった内容ではないように感じられます。 この記事を掲載した某週刊誌のタイトルのつけかたがまずいのでは。 なんにせよ日本初の戦後生まれで、しかも52才という若さの首相、今後の首相としての手腕に期待します。 それからこの記事に書いてあったのですが、中国は'08年の北京オリンピック、'10年の万博、という2大イベントを、日本の強力なくしては成功が難しい、とのこと。 たしかにそのようです。 私が昨日エントリーした記事で、やはり某雑誌で見た記事なのですが、日中関係が悪化しており、北京オリンピックで日本は1個もメダルを取れないかもしれない、という記事をみた、と書きましたが、上記したように、中国は日本の協力なしには北京オリンピック、上海万博の成功は難しいのですから、「北京オリンピックで日本は1個もメダルを取れない」などということはないと思えるのですが。

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