2008/10/14(火)15:24
最近の中学校の部活動
過日新聞の読者からの投稿欄で目にした記事ですが、その投稿者の中学生の娘さん、部活は吹奏楽部に入っているのだそうですが、生活がもうとにかく部活漬け、とのこと。
朝、授業の始まる前に練習、授業が終わった放課後ももちろん練習、土日祝日も休みはまったくなく、自宅にいるのは寝るときと食事のときぐらいのもので、疲れきっている様子なのだそうです。
その投稿者さんの中学生時代ももちろん部活はあったが、今ほど部活漬けではなかった。昨今の中学校の部活への熱の入れようは、ちょっと度を越しているのではないか、という内容の投稿でした。
たしかに私もそう感じます。
今は授業の始まる前の朝にも練習があることがあって、それを「朝練」というのだそうですが、私達の時代は「朝練」などありませんでした。
なぜ最近の中学校では、部活への熱の入れようが、「度を越している」と思われるほどになっているのでしょうか。
私は考えたのですが、かつてあちこちの中学校で校内暴力の嵐が吹き荒れた時代がありました。
メディアでもしょっちゅうこの校内暴力の問題が取り上げられ、社会問題と化しました。
近年の中学校での部活への度を越していると思えるほどの熱の入れようは、学校当局や教育行政当局が校内暴力対策として、講じたことなのではないでしょうか。
つまり生徒たちを部活漬けにして忙しくさせて、校内暴力を起こす気力や体力をなくさせて、校内暴力対策としようとした結果なのでは。
新聞記事の投稿者さんの中学生時代にも、私の中学生時代にも、現代のような、中学校の度を越したような熱を入れた部活動などなかったのに、その後校内暴力が起きるようになり、そして現在はその対策として取り入れられた、度を越したような部活が行われているのではないか、と。
皆さんどう思いますか?