スピリチュアルと物理学

2009/04/16(木)08:15

匂いという表現

日々徒然(41)

【匂いという表現】 音や味、景色や匂い、人は五感によっていろいろなものを認識します。 また、音楽や風景とかによって甦ってくる記憶もあることでしょう。 私の場合は、匂いや香りで覚えていることや思い出すことが多くあります。 匂いと結びついている記憶が多いと思います。 花の香りで季節を感じるのはもちろんのこと、その場・その人の香りで思い出す出来事も多くあります。 この季節は、生暖かい風に草木の息れが澱んでいて、時折混じっている水の香りが、それぞれたどって 来た時代を選びながら、ぼんやりと時には強く甦ってきます。 それは、時代が前後しながら、春という匂いに釣られて出てきます。 無意識に、過去あるいは未来の記憶を手繰り寄せるのでしょう。   香水の香り、石鹸の香り、あるいは体臭とか、その人を認識する匂いがあります。 同じ香りでも、匂いの強弱や、季節や時間によって違った思いが出てくる場合もあります。 その時の匂いと思いが積となって、記憶に刻まれていくのでしょう。 爽やかな清々しい香りでも部屋の隅でうずくまっていたり、濃厚な夜の香りで風の中を飛んだりと甦る ものも様々・・・ また、人工的に付加された匂いが時間を経て去ると共に、本来の匂いが漂ってきたりします。 その人となりが醸し出している雰囲気に忠実な匂い、 雰囲気とは裏腹な下半身に絡まるような匂い・・・・・ とか。   元々人は、その人固有の様々なものを発しています。 色や温度、雰囲気やオーラといったものです。 容姿や声色とかも含めて、その人の存在を伝える固有の情報です。 それらの情報を受けて、その人を判断したり、また共鳴し、共感を覚えたりします。 匂いも相手との関係性を繋ぐ情報交換の基となります。 自分の体臭が気になって仕方ない人がいますが、それも自己表現の一種でしょう。 これまで培ってきたものや自分の気持ちが十分認められていないと、匂いが表現しているのかもしれま せん。 体臭でしか表現出来ない自分自身・・・・・ それを歌や曲、詩や絵に変えて表現出来たら、体臭は和らいでいくのではないでしょうか。 自分らしさというエネルギーを才能や生き方として、日々の生活や人生に表現していけたら、どんなに いいことでしょう。 <ブログランキング>   

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