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カテゴリ:三女の私の思うこと
前宮、本宮をお参りしたあと、諏訪湖沿いをぐるっとめぐって、
春宮、秋宮へ。 初諏訪湖。 ここが全面凍るとは、寒いのが嫌いな私としては脅威。 そりゃ御渡り、すごい音するよね。 神さまが近い土地柄だから、神さまが渡ったと思うよね、と実感。 四社めぐらせて貰って、それぞれに趣が違うし、御柱の表情も違ったけれど、 自然への敬意、ごく自然な神さまへの敬意を実感して 「手を合わせ、頭を垂れる」という行為が当たり前にできるなぁと。 畏敬というものを、人は忘れちゃいけないよな、と改めて思う。 四社をめぐり、最後の秋宮で、 記念品を戴く。 そして、境内にあった、「天覧の松」こと三葉の松。 木から少し離れた処に、目をひく緑の落葉があったので、拾ってみたら なんと、三葉。 ご縁を感じ、そっと持って帰ることに。 お財布に入れておくと、いいらしけれど、 松って、枯れても崩れないけど、付け根は取れちゃうよね、ということで、 帰宅後、御朱印帳に貼り付け。 秋宮のお隣には、小さな和菓子屋さん。 新鶴本店 塩羊羹が有名とのこと。 たたずまいも素敵だし、変わらないを淡々と続けている。 羊羹を買って帰っても、お嬢と二人じゃ食べきれないなと思っていたら、 小さなパッケージが! 早速お土産に購入。試食も戴いたけれど、 「濃いお茶と一緒に食べたい~~~~!」 帰宅後の楽しみに(^^) お昼はちょっとしたトラブルもあったけれど、結果オーライ! 案内してくれた先輩も「いつも混んでて入れない」といっていたお蕎麦屋さんに、 ギリギリセーフ!で入れることに。 香草庵 こんなかわいらしいおうちが、お蕎麦屋さん!!!!!! お庭もとっても素敵で、いろんな種類のあじさいが! 中はスイスなどの高原地帯のようなつくりで、ドアにはステンドグラス。 蕎麦猪口も湯飲みも、白地に藍で、見るからにアンティーク。 お蕎麦は角がしっかりある細めに、濃い目のつゆ。 あっという間に完食! そしていよいよ、目的地小さな絵本美術館へ! ここから、おうちまで近い、ということで、一旦案内の姉弟さんと別れ、 友人とゆっくり原画を堪能。 大好きなへなそうるに「え?」 覚えているカラーと違う! 帰宅後、久しぶりに本を開いてみたら、確かにこのカラー。 「森に隠れている」といことから、いつの間にか記憶の中で緑色と思っていたらしい。 お嬢が大好きな「森おばけ」の原画も。 この美術館がある場所そのものが、「森おばけ」の住処のようで、なんとなくにやにや… 行きたかったけれど、都合のつかなかったお嬢は 「うそ~~~!森おばけあったの!!!くやし~~~~~!」 東京で原画展があったときは、銀座と言う場所柄人が多く、 好きな絵の前で、ゆっくり立ち止まる、ということは難しかったけれど、 今回は、こころ行くまで、好きなだけ見られて、満足、満足。 時間を見計らって、迎えにきてくれたので、今度はお姉さんの運転で 近くにある農業大学校や自然学園の直売所などをめぐり、 夕方、茅野駅まで送って頂いた。 秋はどこにあるんだ?と思う東京から、 ちゃんと秋に移りつつある茅野、諏訪。 稲は色づき、頭を垂れ、木々の葉も少しずつ色を変え始め、 水辺にはトンボが群れている。 都会の押しつつむような湿気ではなく、やわらかく、呼吸しているような湿気。 葉にあたって落ちてくる雨音。 鈍らされている、いや、都会で生きる上では鈍らせたほうが楽な五感を 隅々まで洗われた様な、そんな気分になった。 飴が降ったり止んだりの、雲に覆われた一日だったので、 八ヶ岳などは見えなかったけれど、 (学園では、二泊三日で登山するのが遠足のため、見覚えのある山々が…) もし、晴天だったら、途中でばてていたかも…(^^;) お土産は小さな絵本美術館の喫茶室で飲んだ、リンゴジュースと 塩羊羹、直売所で買ったリンゴジャムと、寒天商品! (阿闇梨餅は、同行した友人が「好きだったよね」と渡してくれたもの) 茅野は寒天の生産地。 小さい頃から、変わったことに興味を持っていた私、 寒天が、海草からできること、生成のためには、海のない茅野まで運ぶことに とても興味があった。 そもそも、種類のたくさんある海草の中から、天草だけを選ぶまでに時間がかかったろうし、 寒天にするための方法、そして、わざわざ運ぶことなど考えると、 昔の人はめげないし、諦めないのだなと凄いな、と思うし、 海草の状態から、なぜ寒天にしようと思ったのか、など考えるとわくわくするのだけど、 こういったこと、学校の成績には直結しない、というか、邪魔… 神社仏閣のちょっとした知識や日本刀への敬意、お城の機能性など、 昔はそんなものが好きだと言うと変態扱いされたのに、 最近は「〇女」とか言ってブームになっているのがおもしろくない。 でも、私のように、変態扱いされることがないのは、いいね、と思う。 自分の欲望を満たした一日、本当に楽しかった。 友人と、学園の先輩姉弟さんに、心から感謝。 一日を終えて、ずっと感じていた違和感の正体に気がついた。 「外国人観光客がいなかった」 もはや東京では石投げたら、日本人には当たらないんじゃないか、というぐらい 外国人観光客だらけ。 それが全くない。 いい、悪い、ではなく、ちゃんと地元の方が生活できる場なのだなと感じた。 たくさんたくさん、刺激を受けて、知識欲を満たして、五感を洗われて、 知恵熱をだしそうな勢いだ(^^;) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2018年09月11日 10時00分17秒
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