2008/01/14(月)07:13
X-MEN ファイナルディシジョン
★★★
鑑賞No:01473
製作:2006年
監督:ブレッド・ラトナー
出演:ヒュー・ジャックマン/ハル・ベリー/ファムケ・ヤンセン
「X-MEN」シリーズの第3作にして最終章(?)。
物語は前作でメンバーを洪水から救って死んだジーンが子供だった頃の過去に遡り、そこにプロフェッサーXとマグニートーが訪れるところから始まる。
そして10年後。大会社の社長ウォーレンの息子は自分の背中に翼が生え始め、自分で翼を切り落とそうとして父親に見られてしまう。息子がミュータントと確信した父親は、ミュータントの能力を消して普通の人間にしてしまう新薬“キュア”の開発を行うことに・・・。
私的には2作目がとても面白く、最終章である本作に対する期待は大きく膨らんでいたが、期待が大きかった分、少々失望した。
シリーズ通しての盛り上がりと盛り下がり、監督交代など「ターミネーター」シリーズに通じるところがあった。(「ターミネーター3」ほどの失望感はなかったが・・・)
シリーズ通してのテーマである「人間とミュータントの共存」に対し、新たな一石を投じた“キュア”なる新薬の登場は非常によかったが、結局は人類とミュータントとの戦争シーンに重きが置かれ、そのための動機付けにしかなっていなかった。(もう少し、“キュア”選択に対するミュータントの気持ちを描いて欲しかった)
なお公開時は“最終章”との謳い文句だったが、ラストを見ると続編がありそうな意味深な終わり方をしている。