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2008年03月03日
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テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-2007年
★★+

鑑賞No:01501
製作:2007年
監督:中田秀夫
出演:尾上菊之助/黒木瞳/井上真央

三遊亭圓朝の名作怪談噺「真景累ヶ淵」の映画化。
下総の武士、深見が金貸しの宗悦を殺して累ヶ淵に沈め、その後錯乱してお家断絶となって25年。江戸で深見の息子・新吉と宗悦の娘・豊志賀が偶然出会い、恋に落ちる。しかし、ある日口論になった際に誤って新吉は豊志賀の顔を傷つけてしまう。その傷がもとで醜く腫れ上がった顔の豊志賀を捨て、彼女の弟子のお久と駆け落ちしようとする新吉。そうこうするうちに、「このあと女房をもてば必ず殺す」という手紙を残し、豊志賀は亡くなる・・・。

主演の尾上菊之助自体はよく知らなかったが、新吉役として歌舞伎役者を配したのは正解だったような感じがした。その分、多彩な女優陣には違和感が残った。新吉が惚れる年上の女性としての黒木瞳は問題ないが、嫉妬から怨念を抱く女性としてはインパクトが弱かった(あまり怖くなかった)。その黒木から新吉を奪う井上真央の魅力にも疑問が残ったし、麻生久美子もイマイチ存在感が感じられなかった。(唯一存在感があったのは瀬戸朝香ぐらい?)
本作はホラー映画になるのだろうけれど、ビジュアル的な怖さはあまり感じられず、裏切った女の怨念の怖さのみを前面に出していたが、上述したとおり、黒木瞳の本来持つイメージからそれも失敗のようだった。





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最終更新日  2008年03月03日 04時51分59秒
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