テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-2000-04年
★★★★
鑑賞No:01251 製作:2002年 監督:山田洋次 出演:真田広之/宮沢りえ 庄内、海坂藩の平侍・井口清兵衛は、妻を労咳で亡くし、二人の子供と老婆の3人と貧しい暮らしをしている。下城の太鼓がなると同僚の誘いにも一切応じず、家で内職に励んでいた。そんな清兵衛を同僚は“たそがれ清兵衛”とからかっていた。そんなある日、清兵衛は昔想いをよせていた朋江と再会する。朋江は最近、酒乱の夫と離縁して実家に帰っていたのだ。しかし、朋江を家に送った際に、朋江の元夫・豊太郎と鉢合わせし、決闘する羽目に・・・。 「隠し剣 鬼の爪」「武士の一分」とともに山田洋次の時代劇三部作の1つ。「隠し剣 鬼の爪」はまだ鑑賞していないので何ともいえないが、「武士の一分」といい本作といい、ごく平凡に暮らしている一下級武士に突然降りかかる災難とでもいうべき事態に悩み、苦しみ、しかし武士としての潔い対応を果たそうとするまでの心情や心の葛藤を見事に描いている。 せつないストーリー展開に胸をつまらされるが、「武士の一分」と同様、ラストはホッとするストーリーには拍手喝采!(ただし後日譚は悲しいが・・・) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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