テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-2005年
★★+
鑑賞No:01833 製作:2005年 監督:佐野智樹 出演:玉木宏/蒼井優/佐田真由美/山下徹大 成瀬純一はある病院の特別室で、長い昏睡状態から目を覚ます。自分の身に何が起こったのか、詳しい説明を言い渋る担当医師だったが、ある夜、人のいなくなった解析室に偶然入った純一は、自分の脳と思われる標本を見つける。そのことを純一は担当医師に問いただすと、彼は脳移植手術を受けたことを知る・・・・。 東野圭吾原作と聞いて期待して観たが、これは期待外れ。脳の移植手術によって、人格がドナーの人格に支配されていくという設定は非常に興味深く、原作自体は面白いのかもしれない。だとしたら、映像化に失敗したとしか言いようがない作品。蒼井優は、恋人の人格変化に苦しむ女性をよく演じていたと思うが、玉木宏演じる主人公の人格変化は唐突で、次第にドナーに支配されていくというジワジワ感があまり伝わってこなかった。またドナーの正体もあまり意外性がなく、謎解きの興味も薄い作品となっている。1986年製作の「ザ・フライ」という、遺伝子レベルで蝿と融合し、次第に蝿男に変化していく男の映画があったが、その映画を思い出す内容だった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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これ、原作を読んだ気がしたのですが、忘れてるってことはたいしたこと無かったのかも…
まだ映画は観てないんですよ~☆ せっかく好きな役者さんたちが主演なのに、あまり良く無さそうな感じで残念です。 観ようか悩みますね~☆ (2009年09月06日 14時35分51秒)
りらっくままハッシー!^o^さん
最近、東野圭吾原作の映画を何本か観て、なかなか良かったので、これも期待して観たのですが、これはちょっとガッカリしました。 設定自体は興味深いものなので、描き方が悪かったのでしょうか? 人格が支配されていく過程がとても重要な気がしましたが、その点には余り力が入っていないようで、感情移入しにくい感じがしました。 (2009年09月06日 17時33分33秒) |
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