テーマ:映画鑑賞(1113)
カテゴリ:邦画-1990年代
★★★
鑑賞No:00676 製作:1997年 監督:伊丹十三 出演:宮本信子/西村雅彦/村田雄浩/津川雅彦 有名女優の磯野ビワコは、ふとしたことから殺人現場を目撃したため、犯人に殺されかけてしまう。危うく助けられたビワコは一躍マスコミの的となり、警察は重要証人となったビワコをマルタイと呼ばれる身辺保護対象者とし、刑事2人をガードにつける。しかし、傍若無人な振る舞いのビワコに対し、次第に2人は・・・・。 いわゆる伊丹十三監督の女シリーズ最後の作品。 女シリーズとしては圧倒的に「マルサの女」が有名で、本作は「マルサの女」ほどのインパクトは感じられない。ただ、マルサで「国税局査察部」を世間に知らしめたように、この映画でも「マルタイ」=「護衛の対象となる人間」という警察用語を新たに認知させた。インパクト的には「マルサの女」には及ばなかったものの、実際に監督自身が暴力団に襲われマルタイになった実体験が基だけにリアル感はある。 面白さ的にはやや低迷しだした感のあるこの頃だったが、まさか本作が遺作になろうとは思わなかっただけに残念。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
監督伊丹十三さんが伊丹一三の頃(私は未だ学生)に知り合って麹町の自宅に遊びに行っていた事が思い出され、懐かしく感じました。
この当時の伊丹さんは俳優で、「北京の55日」とかでチャールトン・へストン等と共演してまして国際俳優でカッコ良かったですね・・。彼の死は惜しいし又、疑問だらけですよね。 話がそれてしまい申し訳有りませんでした。 (2010年04月24日 14時09分27秒)
hy3de8さん
伊丹監督の自宅に遊びに行けるようなお知り合いとは驚きです。ほんとに惜しい人を早く亡くしたと思います。もっともっと伊丹作品を観たかったですね。 (2010年04月26日 20時46分21秒) |
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